国内唯一のホーバークラフト航路 大分で年内にも「復活」
大分空港(大分県国東市)と大分市を別府湾で結ぶホーバークラフトの運航を目指す「大分第一ホーバードライブ(大分市)」は18日、九州運輸局から運航の許可が出たと発表した。国内唯一のホーバークラフトの旅客運送航路として年内にも就航する見通しだ。
大分には1971~2009年にホーバーの航路があったが、乗客減などで事業が終了。今回はその「復活」となる。
小田典史社長によると、決まった航路を走る定期航路事業と、別府湾を遊覧する不定期航路事業を今年5月に申請。今後、同局の安全確認検査を終えれば就航となる。
社長「遊覧事業から開始、続き定期航路」
18日に記者会見した小田社長は、「まずは来週末に不定期航路事業をスタートさせ、続いて12月中に定期航路も就航させる」との考えを示した。
定期航路は片道36キロの海上航路を約30分間(最高時速約83キロ)で走り、1日7往復半の15便の運航を予定する。定員は80人だ。
昨年11月の訓練開始後、空港の航走路の護岸に接触するなどの事故が今年7月にかけて計4回発生。いずれもけが人はなかったが、昨年度中の開業見込みが「2024年秋」に延期されていた。
大分空港(大分県国東市)と…