今秋就航のホーバー、訓練を再開 難所S字カーブ「氷上に似ている」
徳山徹
【動画】ホーバークラフトの操縦訓練の様子=神崎卓征、徳山徹撮影
大分市と大分空港(大分県国東市)をつなぐ海上を今秋、ホーバークラフトが片道約30分で疾走するようになる。操縦を担うのは「大分第一ホーバードライブ」(大分市)の操縦士ら。7月に起きた事故で一時中止していた訓練も10日に再開された。就航まであと数カ月。操縦士らは懸命に腕を磨く。
大分市西大分地区にあるターミナルでホーバークラフトが轟音(ごうおん)を上げた。海からゆっくりと上陸し、その場でくるりと回頭して再び海に戻り、沖に出る。何度も同じ上陸の訓練を繰り返した。10日に再開した訓練の風景だ。
大分第一ホーバードライブの操縦士や操縦訓練生は現在、21~61歳の16人。うち3人が女性だ。同社によると営業運航開始までに1人140時間の操縦経験を目標に訓練を続けている。
「Baien」(三浦梅園)…