合唱曲「生きる」の作曲家が語る、音楽と詩と向き合う谷川俊太郎さん

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編集委員・吉田純子
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 全国の小中学校や高校で愛唱されている合唱曲のなかには、13日に亡くなった谷川俊太郎さんの詩をもとに作られたものも少なくない。谷川さんはこれまで、音楽と詩にどう向き合ってきたのだろうか。

 谷川さんの詩をもとにこれまで数多くの合唱曲を生み出してきた、作曲家の新実徳英さんに語ってもらった。

 谷川さんの詩は、みごとな宇宙の切り口であり、世界の切り口でした。

 とても作曲しやすく、言葉つきが音楽によく合う。大岡信さんの詩は、詩としてとても素晴らしいなと思うけど、僕はどうしても作曲できないんです。

 たぶん、谷川さんの詩は音楽…

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