万博前売り券、発売1年で目標の53% 紙チケット、起爆剤のはずが
2025年大阪・関西万博は、前売り券の売り出しから30日で丸1年となる。万博を主催する日本国際博覧会協会が29日発表した最新の販売状況(27日時点)は約737万枚で、目標の1400万枚の約53%にとどまる。25年4月13日の開幕まであと130日あまり。目標達成には計算上、1日5万枚弱売らなければならず、万博協会や地元の大阪府・大阪市は必死だ。
関係者によると、737万枚のうち約680万枚は企業によるまとめ買いという。経済界は目標にした700万枚に近づけたが、同じく700万枚を目標とする一般販売は60万枚ほどとみられ、1割にも届いていない。
てこ入れで開幕半年前の10月13日からコンビニなどで買える「紙チケット」を出し始めたが、「起爆剤」とはなっていない。この1カ月半で売れたのは「1万枚ほど」(関係者)という。
05年愛知万博の前売り目標…
【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら