「11月なのに遊んでるのかな」 沖に向かう女性を走って追った2人

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奥平真也
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 若い女性が海辺にいた。気付くと海中へ。11月なのに、海に入って遊んでいるのかなと思った。見ているうちにひざぐらいの深さまで。2人の女性は慌てて車を降り海岸に走った。「待って下さい」

 土曜日だった11月16日午前8時半ごろ、鳥取市賀露町の賀露みなと海水浴場。同市の会社員山根詩歩(しほ)さん(27)は、駐車場に車をとめ、知人の保育士安木(やすぎ)ももこさん(24)と車内で話をしていた。波は穏やかだった。気温は14度ぐらい。この時期としては高めだがそれでも肌寒かった。

 車の窓越しに、100メートル以上離れた波打ち際にいる若い女性が見えた。電話をしながら歩いたり、消波ブロックの上に座ったり。気付くと、靴を脱いで海に入っていた。最初は単に海辺で遊んでいるのかなと思った。

 ところが、徐々に沖に向かっていく。これは変だ。安木さんが「行った方がいい」と声を上げた。車を降り2人で走り始めた。山根さんが110番通報。そこに別の中年男性も駆けつけた。

 安木さんは波打ち際で「ちょ…

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