授業1コマの時間、小中学校ごとに柔軟化 文科省が後押し検討
山本知佳
文部科学省が、小中学校ごとに1コマあたりの授業時間を変えやすくする方向で検討している。
学校ごとに抱える課題が多様化する中、画一的な授業からの転換が必要と判断した。その一環として、各校が状況に応じた時間割を組めるようにする狙いがある。
授業時間は、学習指導要領で「各学校で適切に定める」とされ、今でも変更可能。だが1958年に学校教育法施行規則で「小学校45分」「中学50分」と示されて以降、慣例化し、同省の2022年度調査によると、99%の学校が順守していた。
同省は、指導要領を改めるなどして、各校の特性に応じた時間設定を後押しするよう検討している。
すでに時間を独自設定してい…
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- 【提案】
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