冬休み ひとり親家庭に食料を 支援団体や静大生らが箱詰め
青山祥子
給食のない冬休みにひとり親家庭に食料を支援する活動が7日、静岡市駿河区の生活協同組合ユーコープであった。支援団体や静岡大生ら約50人が、食材や菓子などを箱詰めした。県内の650世帯に届けられる予定。
そばや麺つゆ、餅など計19種類の食材を選んだ。親子でつくって楽しんでもらおうと、ホットケーキミックスやココアも入れた。
県労働者福祉協議会の中西清文理事長(62)は「物価高騰で厳しい環境の家庭が増えている。年末年始を明るい気持ちで過ごしてもらえたら」と話す。支援団体「シングルペアレント101」代表の田中志保さん(50)は「コロナ前より困っている家庭が増えたと感じている。ひとり親は女性が多く、困窮の背景にある賃金の男女格差是正なども働きかけていきたい」と語った。
県労福協は「フードバンクふじのくに」の活動に参加。生活困窮者に届ける食品の寄付を募り、静鉄ストアやイトーヨーカドー静岡店などに回収ボックスを設けている。
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