ダマスカスでは市民から喜びの声「自由だ!」 脱ぎ捨てられた軍服も

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高久潤
【動画】アサド政権からの「解放」をシリアの反体制派が宣言したことを受け、国民から驚きと喜びの声が上がった=ロイター
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 内戦下のシリアで反体制派が首都ダマスカスに入り、アサド政権からの「解放」を宣言したことを受け、ダマスカス市内では、市民から喜びと驚きの声が上がった。

 現地からの映像では、ダマスカス中心部の広場に群衆が集まり、「自由だ! 自由だ!」と叫んだり、車のクラクションを鳴らしたりして「首都解放」を喜ぶ声が上がっていた。祝砲と思われる銃声も鳴り響いている。

 「人々は心から喜びを感じている」

 朝日新聞の電話取材に、ダマスカス在住のシファ・サワンさん(35)はそう答えた。サワンさんによると、ダマスカス中心部の大通りは、人や車であふれているものの、大きな混乱はないという。

 また、政権軍の兵士たちが脱いだとみられる軍服がたくさん捨てられていた、とも話す。

■国内各地は祝賀ムード…

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この記事を書いた人
高久潤
エルサレム支局長
専門・関心分野
グローバリゼーション、民主主義、文化、芸術