風俗スカウトグループ、350店に女性あっせんか 警視庁実態解明へ
SNSで募った女性を売春目的で性風俗店に派遣したとして、スカウトグループ「アクセス」の男4人が逮捕された事件で、このグループがあっせんしていた性風俗店は46都道府県の約350店舗に上ることが捜査関係者への取材で分かった。グループには約160人が所属しているといい、警視庁は大規模売春組織とみて実態解明を進める。
同庁は、11月18日に職業安定法違反(有害業務の紹介)容疑で逮捕した4人のうち3人について、女性が売春で得た金の一部を受け取ったとして組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑などで再逮捕し、11日に発表した。また、無職の遠藤和真容疑者(33)=東京都新宿区=を、職業安定法違反(有害業務の紹介)容疑で再逮捕した。
保安課によると、組処法違反容疑で再逮捕したのは、大学生で双子の田中優音、優也(21)=東京都町田市=、無職堀永純太(27)=三重県名張市=の3容疑者。
3容疑者は今年3~5月、それぞれ何者かと共謀し、当時20代の女性3人が大分県別府市のソープランドで売春して稼いだ金と知りながら、店から紹介料として現金計約40万円を受け取った疑いがある。遠藤容疑者は今年4月、当時20代の女性をこの店に売春させる目的であっせんした疑いがあるという。
遠藤容疑者は黙秘し、他の3人は「女性が売春で稼いだ額の一部をもらった」「携帯1台でできるスカウト業は大金を受け取れるので続けていた」などと供述しているという。
グループは女性が店で稼いだ…