首都高3人死亡事故、トラック運転手の男を過失運転致死傷罪で起訴
吉村駿
埼玉県戸田市の首都高5号池袋線下りで5月、トラックと乗用車計7台が追突し、3人が死亡した事故で、東京地検は12日、最後尾に追突したトラック運転手の降籏紗京容疑者=相模原市緑区=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の罪で起訴し、発表した。地検は刑事責任能力の有無を調べるため、6月から鑑定留置をしていた。
降籏容疑者は逮捕後、警視庁の取り調べに、現場の約300メートル手前から「ぶつかったときの意識はなかった」と供述。事故当日は朝から体調が優れず、痛み止めを飲んで運転していたと説明していた。地検は、体調や薬の服用が運転に与えた影響を調べていた。