イスラエル、ゴラン高原で人口倍増へ シリア反体制派 国の再建優先
エルサレム=高久潤 イスタンブール=井上亮
アサド政権が崩壊したシリアに対して攻撃を続けるイスラエル政府は15日、占領するシリア領ゴラン高原の人口を倍増させる計画を承認した、と発表した。シリアの反体制派を主導する過激派組織「シャーム解放機構」(HTS)は、イスラエルの攻勢を批判しているが、国の再建を優先させる考えを明らかにした。
イスラエル首相府は声明で、今回の決定について、「ゴラン高原の強化はイスラエルの強化につながる」と説明した。
イスラエルメディアによると、ゴラン高原は現在人口約5万人で、ユダヤ人とイスラム教ドルーズ派の住民がおよそ半数ずつ住んでいる。約4千万シェケル(約17億円)を投じて入植を増やす考えだ。
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