厳戒のなか登下校 警察150人態勢で見守り活動 北九州死傷事件

有料記事

城真弓 中村有紀子 福井万穂 小川裕介 鳥尾祐太
[PR]

 北九州小倉南区のファストフード店で中学生男女2人が刺され死傷した事件の発生後初の平日となった16日、市内の学校や通学路周辺では福岡県警が警戒にあたり、教員や保護者、地域のボランティアも見守る「厳戒態勢」の中で児童生徒の登下校が行われた。

 事件現場から数百メートルと近い市立広徳小の周辺は16日朝、パトカーや白バイが頻繁に行きかい、物々しい雰囲気に包まれた。見守りに参加した同校PTA会長の男性(40)は「子どもが1人にならないよう地域の目で見守り、犯罪抑止につながれば」。そばの市立広徳中でも、教員の引率で集団下校が行われた。

 他の学校や地域でも、保護者に付き添われて登下校をする子どもの姿が多く見られ、送迎の車が列をなした。高校生の娘を駅まで送り届けたという母親(54)は「1人で歩かせるのは怖い。早く容疑者が捕まってほしい」と話した。

 市教育委員会は事件後、市内…

この記事は有料記事です。残り970文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません