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　自民党派閥の裏金事件をめぐり、安倍派の柴山昌彦元文部科学相は18日午前、衆院政治倫理審査会（政倫審）に出席し、2014年ごろに派閥事務局から政治資金パーティー券の販売ノルマ超過分について、政治資金収支報告書に計上しないよう要請を受けたと明らかにした。

　柴山氏は弁明で、13年まではノルマ超過分を派閥からの寄付として収支報告書に計上していたと説明。だが14年ごろに派閥事務局から秘書に対し「今後は寄付について収支報告書に計上しないので、貴事務所でも同様の対応をとってほしい。（派閥と柴山事務所の）双方が計上しない形に従ってほしい」と要請を受けたという。

　柴山氏は法的に問題がないか事務局に複数回問い合わせたが、「貴事務所だけを特別に寄付扱いとすることはできないので、従ってください」と指示されたと説明。「派閥で適切な処理をしてくれているのだろうと誤信していた」と述べた。

　柴山氏は18年からの5年間…