万博の成功とは何か、来場の多さ?黒字? 協会の石毛事務総長に聞く

有料記事近づく 大阪・関西万博

諏訪和仁 箱谷真司
[PR]

 来年4月開幕の大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長(74)は、万博の成否は、出展者と来場者の「満足度」の高さによると述べた。協会が出している想定来場者数の2820万人は、準備のための数字で、目標ではないとの認識を示した。前売り券の販売状況は「想定の範囲」として、「伸び悩み」との指摘に不快感を示した。取材は16日に行った。

 ――どうなれば、成功したと言えるでしょうか

 「万博を何のためにやっているかということに照らしての話になる。想定来場者の2820万人は、(この人数を)想定して準備しましょうということで、その数が目標になっているわけではない。むしろ重要なのは、この万博の意義である、世界を見せ、未来を見せ、(出展者たちが)未来をこういうふうに考えているんだということを来場者に理解してもらうことだ」

 ――何らかの指標で測らない…

この記事は有料記事です。残り906文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
箱谷真司
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
地域経済、観光産業