IOC会長選、公約からにじむ「脱バッハ」 各候補者の思惑は
稲垣康介 加藤秀彬
来年3月にある国際オリンピック委員会(IOC)の会長選挙の候補者は、どんな思いで立候補したのか。19日発表の選挙公約から探った。
興味深いことに、多くの候補者の公約には組織運営の透明化、民主化を強調する言葉が並んだ。言い換えるなら、12年に及ぶバッハ会長の手法がいかに閉鎖的だったかをうかがわせる。
世界陸連会長で、自身も陸上中距離金メダリストのセバスチャン・コー氏(68)は、かねて確執があり、「反バッハ色」が鮮明な一人。
「IOCの意思決定が一部に…