立憲民主党の野田佳彦代表は27日、国会議員に月100万円が支給される調査研究広報滞在費(旧文通費)について、10~11月分の使途と領収書を自身のウェブページで自主公開した。私設秘書の給与などの「人件費」が月約45万円を占めた。野田氏が「自腹」で購入している新聞も明らかになった。
野田氏は9月の党代表選期間中に出演した民放番組で、10月分からの自主公開を約束していた。旧文通費をめぐっては今月20日に使途公開と残金返納を義務づける改正歳費法が成立したが、詳細な制度設計は来年に先送りされている。
野田氏は27日、使途公開について記者団に「テレビ番組で『やりますよ』と申し上げた以上、やらなければいけないと思った。個人的、試行的にチャレンジさせて頂いた」と強調した。
この時期の公開となったことについては「改正歳費法の成立を見届けてからの方が不測の事態につながらないだろうと思った」と説明。「いろんな人が、いろんなやり方でやっちゃうと混乱するだけだ。党としては(今後決まる)ガイドラインに沿って対応する」と述べ、党所属議員には自主公開を求めない考えを示した。
国会の近くで3000円のストップウォッチ
10~11月の使途の総額は…
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