「完全に変わった」 周囲が語る容疑者の変化 北九州死傷事件

有料記事

飯島健太 西岡矩毅 城真弓 田中久稔
[PR]

 北九州市のファストフード店で中学3年生の男女2人が刺され死傷した事件。福岡県警が殺人未遂容疑で逮捕した平原政徳容疑者(43)の動機は不明なままだ。一方、容疑者を知る人たちへの取材で、最近の様子や人物像が明らかになってきた。

 同市小倉南区内の住宅街で、薄緑色の外壁が目を引く。木造2階建て、延べ床面積約150平方メートルの一軒家に容疑者は一人で暮らしていた。

 家や車からは、しばしば、周囲の人たちを困惑させる騒音が鳴り響いていたという。

 歌声、軍歌のような音楽、拡声機を通したわめき声、何かが割れる音、爆竹の破裂音――。

 目立ち始めたのは今年に入ったころからだ。県警によると、今年5月と10月には通報を受けた小倉南署員が駆けつけて注意することもあった。

外出時にはタクシー利用

 「大柄で見た目も怖かった」

 近所に住む70代男性は容疑者に近寄りがたい雰囲気を感じていた。

 男性の知人が、騒音をとがめ…

この記事は有料記事です。残り967文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
飯島健太
西部報道センター
専門・関心分野
イランを中心とした中東政治、国際政治、核問題、事件、災害
城真弓
西部報道センター北九州総局|教育・子育て、北九州市政担当
専門・関心分野
地方・教育・療育・子育て・食・防災