テノール歌手の佐野成宏さん死去、59歳 東京音楽大で後進育成も
イタリアオペラを得意とし、国際的に活躍したテノール歌手の佐野成宏(さの・しげひろ)さんが10日、急性心不全で死去した。59歳だった。葬儀は近親者で営む。後日、お別れの会を開く予定。喪主は妻美香さん。
長野県生まれ。東京芸術大声楽科を卒業後、イタリアに留学。国際的な声楽コンクールで入賞し、2001年にはローマ歌劇場でプッチーニのオペラ「つばめ」に出演。小澤征爾が指揮したベルリオーズの「ファウストの劫罰(ごうばつ)」でファウスト役を演じ、佐渡裕指揮の「第九」などにも出演した。
東京音楽大で教壇にも立ち、多くの後進を育てた。
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