中国軍、「東部戦区」代表団が訪日へ 不測の事態防止に約5年ぶり

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畑宗太郎=北京 田嶋慶彦
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 中国国防省は13日、中国軍で台湾方面を担当する東部戦区の代表団が日本を訪問すると発表した。相互訪問は2019年11月以来とみられる。日本の防衛省幹部は「不測の事態の防止や相互理解を深めるために交流を進めていく」としており、日中の関係回復の流れを裏付ける動きといえそうだ。

 中国側は、代表団は防衛省や統合幕僚監部などを訪れる予定で、「双方の理解や相互信頼の増進に資する」としている。

 防衛省幹部によると、中谷元防衛相と中国の董軍国防相は昨年11月のラオスでの会談で、2019年以降途絶えていた部隊間交流の再開など「対話や交流の重要性」で一致しており、今回の中国軍の訪日はその方針に基づくものだという。

「今のうちに…」中国に思惑も?

 このため、23年に開設した…

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この記事を書いた人
畑宗太郎
中国総局
専門・関心分野
中国の外交、安全保障、社会、東南アジア情勢