(評・美術)「ハニワと土偶の近代」 紡がれる「神話」、疑ってみる

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 これはハニワと土偶の展覧会ではない。何しろ出品されている実物はハニワが2体で土偶はゼロ。近代以降、絵画や彫刻として、あるいはメディアで表現されてきたハニワなどのイメージを通し、時代を読む美術史展、検証展だ。

 展示構成は明快。「万世一系」の天皇家を仰ぐ明治になり、ハニワは神話イメージの源泉となり…

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