(評・音楽)新国立劇場「ウィリアム・テル」 平和希求、歌唱と演技で雄弁に

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 ロッシーニのシリアスなオペラ(オペラセリア)への関心が高まるのは前世紀末ごろだが、遅ればせながらようやく代表作のひとつ「ウィリアム・テル」がフランス語で日本初演された。その最終日を見る(11月30日、東京・初台の新国立劇場)。

 指揮も務めたオペラ部門芸術監督大野和士の意欲が、ヤニス・コッコスの演…

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