(書評)『宝と夢と幻と』 西田茂雄〈写真〉 古川順弘〈文〉

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 ■悲しく愚かで滑稽な人生なのか

 それは悲しいと言われるかもしれない。それは愚かだと言われるかもしれない。それは滑稽だと言われるかもしれない。それ――徳島の山にソロモンの秘宝を求めて掘り続けた男の話だ。だが、本書の半分を占める写真を見てほしい。その一途でまっすぐな表情が、姿が、圧倒的な力をもって見…

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