(日曜に想う)江戸の「会読」育まれた学び 記者・有田哲文

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 観光都市京都にあっても、訪れる人は決して多くない。江戸前期の儒者、伊藤仁斎(1627~1705)が居宅と塾を兼ねた「古義堂」の跡が、二条城の少し北にある。白い土蔵造りの書庫が、当時のまま保存されている。案内板には、門下生は3千人を数えたとある。

 京都の町人の家に生まれた仁斎は若いころから儒学に打…

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