95年入社。広島,神戸支局,大阪社会部を経て政治部。小泉総理番,青木幹雄番。経済部で自動車,経産省担当。政治部に戻り小沢一郎番,谷垣禎一番,YKK番など。鳩山,菅内閣で官邸サブ,野田内閣で外交・防衛キャップ,第2次安倍内閣で官邸キャップ。西部本社で行政・沖縄担当デスク,大阪社会部で行政・選挙・総括デスク。政治部で外交・防衛,国会,総括デスク。経済部長代理,政治部長を経て23年5月からゼネラルエディター補佐。KBC「アサデス。」,BS朝日「激論!クロスファイア」,BS-TBS「報道1930」,BSフジ「プライムニュース」など出演。「総理メシ」「ポスト橋下の時代」(朝日新聞出版)など。
2つの数字に注目しています。①自民党の支持率が岸田内閣の支持率を下回ったこと、②比例投票先で立憲の数字が伸びていることーーです。一連の「政治とカネ」問題に対して、国民の怒りが収まっていない様子がみてとれます。 ①については、歴史的な不人気
この記事の最後にある麻生さんの一言が、現在の麻生さんの置かれている政治情勢を端的に表していると思います。 「他に誰がいるんだ? おれは岸田を支える。だけどやり方はダメだ」 国会の会期末が迫り、浮揚の兆しのない岸田政権。自民党内では「ポス
GWが明け、政治資金規正法の改正案をめぐる駆け引きが本格化した頃から、急速に「今国会は解散なし」という空気が広がっていきました。4月末の衆院3補選で自民が「全敗」したことも大きかったと思います。 規正法改正案づくりの過程で連立相手の公明と
蓮舫さんの立候補表明によって、7月7日の投開票までの1カ月あまり、「首都決戦」は大きな注目を浴びることになりました。記事中、「政策を広く伝えるには東京都は規模が大きい」とありますが、なおのこと、〝政策の背景にあるもの〟が問われるのかもしれま
4月に予定される衆院3補選のうち、自民党の「現在地」をはかる最適な選挙区が島根1区だと考えています。①共産が候補予定を取り下げ、維新が候補者を出せないかもしれない=つまり純粋な与野党一騎打ちの構図、②全国屈指の「自民党王国」である=つまり岩
岸田さんは「①政倫審(説明責任)→②処分→③再発防止(法改正)」の第②段階に進みたい考えのようですが、①をクリアする前提である実態解明がまったく進んでいない中、②に進んで国民の理解を得られるのか、難しい局面だと思います。 この国会中に②か
時限的とはいえ、自ら国会答弁で解散権を縛る首相は珍しいなと思いました。裏を返せば、処分は解散するための要件のひとつである、と認めたということなのかもしれません。ただ、処分→解散とストレートにはいかないのではないか、と考えています。 要
この問題で世耕さんがやるべきことは、自民党和歌山県連の会長代行として「なぜこうした催しが実施されるに至ったのか」「何が問題だったのか」を明らかにすることだと思います。懇親会に参加した秘書に自宅謹慎を申し付けるだけでなく、経緯を明らかにし、改
この問題解決に政治が真正面から取り組まない間に、社会がどんどん先に進んでいる印象です。見逃せないのは、パートナーシップ制度の人口カバー率(8割)です。そんな中、変わっていく社会と響き合うように、今回の札幌高裁の判決は大きく踏み込みました。政
河野太郎さん、最近どうしているんだろう--。そんな記事に見えて、実は「次の一手」をにらむ重鎮と、派閥解消によって流動化する自民党の「現在地」を浮き彫りにしていると思います。9月の総裁選をにらみ、様々なうごめきが始まっている様子が手に取るよう
岸田首相、自民党には、処分の前にやることがまだ残っています。それは徹底した真相究明です。真相究明→処分を含む政治責任→法改正を含む再発防止、という流れ以外に、一連の問題の解決はありません。その入り口である真相究明は、まだまだ終わったとは言え
会議や懇親会の準備に、女性議員が関わっていないのだろうか。ジェンダーバランスのとれた組織であれば、さすがにこんな催しが通るはずはないのでは--と思い、自民党和歌山県連のホームページを見てみました。 それによると、青年局長以下、ホームページ
この「巨頭会合」、実は定期的に開かれています。二階さんを除いて、現職の国会議員はいません。その二階さんも含め、いわゆる「大御所」会議のようなものだと思います。政治経験豊かな大御所だからこその味わいのあるコメントが出てくるんだなあと、記事を読
今回の自公のせめぎ合いの特徴は、公明中堅というよりもトップに近いところから「待った」がかかったことではないかと思っています。実務レベルでは「ほぼ妥結していた」(関係者)ところから、波乱が起きました。 公明トップである山口代表が示した強
長期政権を担った安倍元首相は、総理の座を射止めるかは「運と、多少の人柄」と言いました。大臣や政党幹部を務めた政治家たちも、こればかりは実力を超えた「時の運」が必要だと言います。上川さんに「運」は巡ってくるのでしょうか。 いくつか考えて
首相(総裁)の求心力が地に落ちると、ここまで迷走するものなのかと驚いています。政倫審の28日開催見送りは、自民党の「自滅」と言えます。 国民の政治不信を払拭するためには、「真相の解明」→「責任の明確化」→「再発防止の徹底」というプロセ
始まりました。息の長い企画になりそうです。なにより宮澤家の皆様、御厨先生はじめ政治学者の皆様、企画に向けてご協力・ご尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。まずは政治取材の最前線から「宮澤日録」を考察する政治部長論文、宮澤政治を形作った外交に
今回の長崎3区補選は、裏金問題を問う「ワンイシュー選挙」的な選択をできる環境が整っているのではないかと、実は考えています。 区割り変更に伴い、次期衆院選で事実上「消滅」する選挙区。ましてや衆院議員の任期は折り返しを過ぎています。本来な
裏金問題に端を発する政治不信と自身を切り離すため「派閥解消」を宣言した岸田首相ですが、ここ2カ月の支持率の動向を見ると、切り離せていないことが浮き彫りになったと感じています。「火の玉」になると言ったはずの岸田さんの姿勢が実は「逃げ」であると
「原点回帰」というくだりが記事中にありますが、私も昨年から肌感覚としてそんな感じがしています。ある公明関係者は「我慢の限界」という言葉を使い、公明党、そして支持団体の岸田政権への不信感を説明してくれました。 これまでガラス細工のように