イスラエルとハマス、ガザ停戦で合意 段階的な人質解放も 欧米報道

有料記事イスラエル・パレスチナ問題

高久潤=エルサレム 其山史晃
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 イスラエルとイスラム組織ハマスが、パレスチナ自治区ガザでの停戦と段階的な人質解放に合意した。15日、ロイター通信など複数の欧米メディアが報じた。双方の合意による戦闘の停止は2023年11月以来。親イラン勢力やイランの影響力が弱まり、ハマスが孤立を深めたことや、20日の就任前の合意を望むトランプ次期米大統領らの働きかけが大きかったとみられるが、恒久的な停戦につながるかは不透明だ。

 トランプ氏は15日、SNSに「我々は中東(ガザ)の人質について合意した。彼らは間もなく解放される」と投稿した。

 ガザでの戦闘は、23年10月7日、ハマスがイスラエル側に越境攻撃し、約1200人を殺害し、200人以上を人質にとったことで始まった。イスラエルはガザへの地上侵攻を始め、全域で軍事作戦を展開。ガザ保健省によると、戦闘開始以来のガザの死者は4万6千人を超え、深刻な人道危機状況が続いていた。

■背景に地域情勢の大きな変化…

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この記事を書いた人
高久潤
エルサレム支局長
専門・関心分野
グローバリゼーション、民主主義、文化、芸術
其山史晃
中東アフリカ総局長
専門・関心分野
中東、安全保障、地政学、テロリズム
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