舌癌サバイバー日記

2014年8月に舌癌の宣告を受け、入院、手術、化学療法中断を経て、社会復帰し、2016年3月末に職場を定年退職しました。再就職し、楽しく仕事を続けています。その間の経験、苦しかったこと、不安だったことなどを記録し、同じ病気になって不安を抱えている方の参考にしていただければと思っています。 エコな生活にも興味があり、そんな思いもお伝えし、少しでも共感していただければと思います。

2019年04月

 病院の医師の視点から、地域医療の現状、課題などを多くのエピソードとともに論じた本です。硬い題名ですが、読みやすく、興味深く、考えさせられる本でした。

 

 私は、2か月の無職生活の後、6月からの勤務先は医療系です。そこで、医療の現状等について理解を深めておくため、地域医療、診療報酬等に関する本をいろいろ読んでいるところです。本書も、そういう目的で読んだものですが、自分自身の今後の生き方についても考えさせられました。

 

本書の内容

 著者は、沖縄県立中部病院に勤務する内科医師です。タイ、カンボジアなど、様々な国の地域医療も見聞されています。

 著者は、多くの高齢患者の医療(特に終末期医療)、見取りを経験する中で、高齢者や家族にとって、どこで終末期を過ごし、どんな死に方をするのが一番幸せなのかを考察しておられます。また、それができないのは何故か、どうすればできるようになるか、著者自身は明確には示さないまでも、読者に考えさせます。

 日本の経済が縮小していく中、今のような延命治療を続けていけないことを断言される一方、財政的な効率の観点のみから、安易に延命治療の廃止を進める議論には懐疑的です。

 北欧では胃ろうを開けている高齢者はいないということは、日本ではプラスの側面でのみ語られます。しかし、別の観点から見ると、口から食べられなくなった高齢者は死ぬしかないということであることが指摘されています。

 また、一般に食事介助にそれほど時間をかけるわけにいかず、口から食べられなくなった高齢者に胃ろうをするというより、食べさせるのに時間がかかるようになった高齢者に胃ろうをしようとする場合が多いことが指摘されています。

 これらのことは、言われてみればそのとおりですが、私はうっかり見過ごしていました。

 

 仕事の参考になればという動機で読んだ本ですが、私自身の今後の生き方、終末期の迎え方を改めて考えさせられました。読んで良かったと心から思います。

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 大阪などで賞味期限切れの食品を格安で販売する店が増えてきており、話題になっています。私もこのような取組には大賛成で、地球環境のためにも大いに拡大していただきたいと思います。

 

我が家の近所のスーパーでは

 あまり遅い時間にスーパーに行くことはほとんどないのですが、夕方6時過ぎに行くと生鮮食料品が値引き販売されています。私も時々恩恵にあずかります。

 生鮮食品以外の一般の食品(缶詰、菓子など)で賞味期限が近づいたものを値引きしているコーナーもありますが、さすがに賞味期限が過ぎたものを販売しているのは見たことがありません。

総菜などに付されている「消費期限」は「食べて安全な期限」なので、これを過ぎたものは販売できませんが、「賞味期限」は「おいしく食べられる期限」であり、これを過ぎたものを販売しても何の問題もないようです。

 昨日スーパーに行ったときに確認したところ、肉、刺身、総菜などは「消費期限」、牛乳、納豆、菓子などは「賞味期限」でした。

微妙なのは豆腐です。一部の製品は「消費期限」、一部は「賞味期限」となっていました。概ね5日以内に食べないと危険なものは「消費期限」ですから、豆腐は、加工法などによって分かれるのでしょう。

我が家の納豆

私は、納豆は特売の時に2、3週間分まとめて買うことにしています。納豆は店頭に並べられてから概ね10日から2週間程度の賞味期限が設定されているので、当然、賞味期限内には食べきれません。

私は、賞味期限を2、3週間過ぎたくらいの納豆のほうが好きなのです。賞味期限内の納豆は硬い感じがしますが、日が経つと粘りが増してきて、私にはその方がおいしいのです。だから、たまに賞味期限切れ間近の納豆が半額などで売られていると、喜んで買い込みます。

10年以上ほぼ毎日賞味期限切れの納豆を食べていますが、それで腹をこわしたことはありません。(舌癌にはなりましたが無関係でしょう・・・。)

 

 ネット通販でも賞味期限切れ、賞味期限間近の食品を格安で販売しています。それも利用してみようと思いますが、我が家の近くでもこんな店ができることを待ち望んでいます。

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 先月末に前の職場を退職し、無職になって間もなく1か月です。3月26日(金)に仲間に送られて職場を去るとき、いただいた花束を玄関に飾っていたのですが、しおれてしまい、一昨日妻が片づけてしまいました。職場の思い出が一つ消えてしまい、淋しい気持ちになりました。

4月前半の2週間は、娘や孫が我が家に帰省していたり、歓送迎会があったり、2泊3日の小旅行に行ったりと忙しく、「暇」を感じるゆとりは皆無でした。

 13日の土曜日も、昭和55年ころ一緒に仕事をした仲間たちとの飲み会で、私が幹事でした。誰も退職しなくても飲み会は行うのですが、今回は私より3歳年下だった同僚の退職のお祝いという名目も加わっていました。

 その後は、一応、荷物の片づけ、読書などをボチボチ始めています。

 来週も妻と3泊で小旅行が入っていますが、その後、スケジュール帳は空白で、いよいよ本格的な引退生活の試行ができるかと、楽しみです。

 

カード入れの薄さ

 忙しくて無職の実感が湧かない日々でしたが、唯一無職であることを実感したのが、カード入れの薄さでした。

 今まで入っていた健康保険証と職場の出入口の開錠に必要なセキュリティーカードが入っていないため、やけに薄く感じました。市立図書館で貸出カードを出したとき、その薄さに強い違和感を覚えました。

 11日に健康保険の任意継続の保険証が届き、少し厚さが回復しました。

 

体重は乱高下

 旅行などで生活が不規則なためか、体重が激しく増減しています。旅行へ出発する6日の朝は57.6キロだったのが、帰宅した翌朝の10日は59.4キロもありました。舌癌を経験した後はもちろん、病気前も、そんなに重かったことはありません。病気の前は、うっかりすると増えてしまうので、増えないようにコントロールしていたのですが・・・。

 規則正しい生活に戻り、58キロから60キロの間を維持したいと思います。

 

 6月からの仕事は医療系です。医療・福祉関係は、昔経験していますが、ほとんど忘れています。関係の書籍を少しずつ読んでいますが、旅行から帰ったら、自宅の片づけに加え、それらの勉強も本格化させようと張り切っています。

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 「舌癌と生きる64 がんを予防するために」 に続く

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 4月15日(月)から19日(金)まで、NHKのマイあさラジオ「健康ライフ」は、「今からできるストレス対策」というシリーズでした。講師は、早稲田大学の熊野宏昭教授です。

 月曜日「気づかないうちに『ストレス借金』?」

 火曜日「心までほぐれる3分リラックス法」

 水曜日「いま注目!コーピングってなに?」

 木曜日「『伝える』『聞く』で対人関係が代わる!」

 金曜日「心が整うマインづフルネス」

 

 各曜日とも興味深い内容でしたが、私は、水曜日の「コーピング」が最も印象に残りました。

 

 人は、ストレスを感じた時に、ヤケ酒を飲む、ヤケ食いをするなどの対処法を自然に持っていますが、うまくいくときばかりではありません。

 cope」は英語で「うまく処理する」という意味であることは、昔「試験に出る英単語」で覚えました。コーピングとは、ストレスを、意図的に、前向きに、うまく処理する方法のようです。人それぞれに自分の気に入った方法があります。例えば、温泉に行く、ドライブをする、お気に入りの喫茶店でコーヒーを飲む、目薬をさすなどです。

 講師は、各自のコーピングリストをあらかじめ作っておき、場面に応じて使い分けることを推奨されています。このリストは、なるべく多く、100個くらいあげておけば、どんな場面でも適当な方法がピックアップできるとのこと。

 

 私は、ストレスにはかなり強い方だと思います。

 私がコーピングリストに入れるのは、お気に入りのラーメン屋でラーメンと日本酒を一杯だけ飲む、お気に入りの漫画(「ハヤテのごとく!」「ネギま」など)を読み返す、ナンプレの難問に挑むなどでしょうか?これをやれば、私は少なくとも一時的にはストレスを忘れることができそうです。

 

 「健康ライフ」は、NHKのホームページから、今からでも聴くことができます。

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 先月末まで40年間サラリーマンを続けていたので、NHKの朝の連続テレビ小説は、毎週土曜日だけ見る生活でした。4月、5月の2か月間、無職となり、朝ドラ「なつぞら」にはまってしまいました。

 ネット情報では、私と同じように、ヒロインなつの子供時代の健気さに涙する人も多かったようです。成長した広瀬すずのなつも、さわやかですばらしいと思います。ただ、目の周りのメークなど、もう少しすっぴんぽく、素朴な感じにしていただいた方が、もっといいと思います。

 

 私は、終戦後10年以上経って生まれたので、あんな悲惨な体験、苦難の経験はありません。しかし、子供のころ(昭和40年ころまで)は、まだ社会に戦争の傷跡が残っていました。

 お花見に行くと、花見会場に軍歌のレコードを鳴らしながら松葉づえで立っている人がいて、行き交う人の中には前に置かれた箱にお金を入れる人もいました。大人に尋ねたら、あれは「傷痍軍人」だと教えられました。

 天陽くんの家のような小さな小屋に住む同級生もいました。

 私より上の世代は、自分の子供時代の思い出を重ねながら見ているのだろうと思いますが、若い人も共感しているようで、うれしく思います。

 

 今後、ストーリーがどのように展開していくのか楽しみです。6月から勤務が始まったら、録画して観なければなりません。

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