舌癌サバイバー日記

2014年8月に舌癌の宣告を受け、入院、手術、化学療法中断を経て、社会復帰し、2016年3月末に職場を定年退職しました。再就職し、楽しく仕事を続けています。その間の経験、苦しかったこと、不安だったことなどを記録し、同じ病気になって不安を抱えている方の参考にしていただければと思っています。 エコな生活にも興味があり、そんな思いもお伝えし、少しでも共感していただければと思います。

2023年09月

 いつまでも猛暑が続き、うんざりしていましたが、ようやく朝晩は涼しくなってきました。暑い間はエアコンのある息子の空き部屋に引っ越して寝ていたのですが、9月16日に息子が帰省するので、私は14日に自分の部屋に戻りました。したがって、その日以来、寝るときにエアコンは使っていません。

 自室の戻ってからしばらく、扇風機を回しながら寝ていたのですが、9月20日ころからはそれも止めました。ここ2、3日は、きちんとタオルケットを掛けて寝ていないと、明け方は寒さで目が覚めます。風邪をひかないよう注意しなければなりません。

 私は、猛暑の間、朝食、歯磨き等の後、シャワーを浴びて、夜間にかいた汗を流してから着替えていたのですが、それも25日(月)からは止めました。

 これでほぼ、普段どおりの生活です。朝夕の通勤も、だいぶ楽になりました。猛暑の間は時々58キロを割り込んでしまった体重も回復しつつありますが、あとは、夏バテしている体力、気力を早く回復させなければなりません。

 私の地域でも、新型コロナの患者ばかりでなく、インフルエンザの患者もかなり増えています。体力、抵抗力が落ちている今の状態でウイルスにさらされれば、すぐに発症してしまいそうです。体力回復を急ぐとともに、インフルエンザの予防接種の予約も急ごうと思います。

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 企業経営をする予定などない私ですが、2022年8月に亡くなられたカリスマ的な経営者、稲盛和夫氏の最後の著作ということで、氏の考え方の集大成であろうと思い、読んでみました。

 「経営者として貫くべきこと」という副題が付されており、著者による「まえがき」には「これら12の経営の原理原則を守りさえすれば、会社や事業は必ずうまくいきます。」と書かれています。

 まず、その12カ条を列挙します。

1 事業の目的、意義を明確にする。公明正大で大義名分のある高い目的を立てる。

2 具体的な目標を立てる。立てた目標は常に社員と共有する。

3 強烈な願望を心に抱く。潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと。

4 誰にも負けない努力をする。地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける。

5 売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える。入るを量って、出ずるを制する。利益を追うのではない。利益は後からついてくる。

6 値決めは経営。値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である。

7 経営は強い意志で決まる。経営には岩をもうがつ強い意志が必要。

8 燃える闘魂。経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要。

9 勇気をもって事に当たる。卑怯な振る舞いがあってはならない。

10 常に創造的な仕事をする。今日よりは明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる。

11 思いやりの心で誠実に。商いには相手がある。相手を含めてハッピーであること。皆が喜ぶこと。

12 常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で

 

 こうして列挙すると、当たり前のことのようですが、読むといかに大変なことか分かります。寝食を忘れて目標実現に努力する強い精神力がなければ、実践できないでしょう。

 私にはこのとおり実践することはできそうもありませんが、これから高齢期を前向きに生きていくために実践できることもありそうです。

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 9年前の9月24日に1回目の舌癌手術を受けてから、丸9年が経ちました。本稿を書いているのは24日15時くらいなので、9年前はまだ手術中で、私は全身麻酔で意識を失っている状態でした。

 「舌癌と生きる 手術、ICUでの目覚め」 参照願います。

 

 手術は朝8時半からで、その前に家族が面会に来てくれました。その時に病院の廊下で1歳半の孫を抱きながら家族と談笑している動画が残っていますが、まったく動揺している様子はありません。手術で死にはしないだろうとは思いながらも、話ができなくなる可能性は恐れていましたが、楽天的なのでしょう。手術後数年は、定期検査のたびに再発を恐れていましたが、近年はその恐れも薄れました。

 それにしても、9年後も生きて仕事を続けているとは、全く想像しておらず、幸運に感謝です。せめてその時の職場に迷惑をかけずに全うしたい、定年退職したい、再就職先で成果を出すまでは元気でいたいなどと欲張っているうちに、ズルズルと9年も経ってしまいました。
 ここまで来れば、術後10年間がんばって仕事を続け、元気で引退したいと思います。10月6日には大学病院で術後9年目の検診を予定しています。猛暑が続いたため気力が衰え、まだ回復していない自覚がありますが、10年目に向けて気力を奮い立たせなければ・・・。

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 三連休明けの9月19日(火)、帰宅したら市役所から新型コロナウイルスワクチンの7回目の接種券が届いていました。

 私が6回目を接種したのは5月26日で、その時は、無料接種はもうこれが最後かと思っていましたが・・・。

 前回集団接種会場で接種を受けた65歳以上の高齢者は、あらかじめ前回と同じ会場で、日時が指定されています。私は、10月7日(土)12:15~に指定されていました。できれば金曜日の勤務終了後の時間が都合がいいので、予約を変更しようと思ってインターネットで予約サイトにアクセスしたところ、ダメでした。我が市では、以前は集団接種会場で毎日やっていたのですが、体制を縮小し、土日祝日だけにしたようです。

 でも、7日の昼に指定されていたのは、とてもラッキーでした。三連休の初日で、副反応が重くても8日、9日とゆっくり休め、10日には元気で出勤できるでしょう。大学病院の舌癌術後検診が10月6日で、その翌日というのもラッキーでした。

 

 今回もモデルナです。私は、5回目がファイザーだった以外は、すべてモデルナです。1回目は副反応がなかったのですが、2回目以降は副反応に苦しみました。5回目のファイザーの時は比較的軽く済んだのですが、モデルナの時はかなり苦しみました。

 勤務先の若い同僚の中には、5回目、6回目の接種券を受け取って、接種するかどうか迷っている人もいます。若い人は、重症化の心配があまりないので、感染した時の症状より副反応のつらさの方を避けたいのも理解できます。でも、高齢者は、やはり受けるべきなのでしょう。

 今回、副反応が重くないことを祈ります。

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 9月中旬の現在、我が家の庭(家庭菜園)の片隅ではニラの白い花が咲き誇っています。今年の収穫はこれでほぼ終わり、また来年の楽しみです。

 昨シーズン、ニラが終わってしまってから、収穫して冷凍保存していかなかったことを後悔しました。

 「あのニラがもったいなかった!」 参照願います。

 

 それを思い出し、お盆に繁っていたニラを全て刈り、洗って刻み、冷凍用ビニール袋に詰めて冷凍庫に保存しました。大切に使えば、年内くらいはもちそうです。

 全部刈った後、また伸びてきて、もう一度収穫できるのではないかと思っていましたが、9月に入るとそれらに全て花芽が付きました。この芽もおいしいそうなので、いつ収穫しようかと思っていたら、すぐ花が咲いてしまったので、あきらめました。お盆の時期の収穫がギリギリのタイミングだったようです。
 来年はニラの栽培面積を広げ、芽も食べてみようと思います。

 

 ニラの白い花がきれいなので、少し切って仏壇に飾ろうかとも思ったのですが、きっとニンニク臭がするだろうと思い、止めました。禅宗では「葷酒山門に入るを許さず」と言って、あの手の匂いはご法度のようです。我が家は、正月にはお酒も仏壇に供えるし、浄土真宗なので大丈夫かとも思いましたが、念のため自粛しました。親鸞聖人は気にされないような気がしますが・・・。

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