舌癌サバイバー日記

2014年8月に舌癌の宣告を受け、入院、手術、化学療法中断を経て、社会復帰し、2016年3月末に職場を定年退職しました。再就職し、楽しく仕事を続けています。その間の経験、苦しかったこと、不安だったことなどを記録し、同じ病気になって不安を抱えている方の参考にしていただければと思っています。 エコな生活にも興味があり、そんな思いもお伝えし、少しでも共感していただければと思います。

2019年11月

 英語の原題はThe Big Five、「Five Simple Things You Can Do to Live a Longer, Healthier Life」という副題が付されています。「ビッグ ファイブ。より長く、健康的な人生のために、あなたができる5つの単純なこと」とでも訳すべきでしょうか?

 主著者は、ハーバード大学医学大学院教授で、主に肝臓病についての研究、教育に長年携わっておられる医師です。

 

本書の内容

 健康に大きな効果があることがエビデンス(科学的な証拠)によって明らかな5つのことを紹介したものです。 

 そのビッグファイブとは、コーヒー、ビタミンD、運動、ナッツ、瞑想の5つです。270ページほどもある本ですが、この5つの健康効果について、いくつもの信頼できる研究成果がこれでもかこれでもかと説明されており、疑いをはさむ余地などなく説得されてしまいます。

 それぞれ、脳血管疾患などの特定の病気の予防効果があるということではなく、例えばコーヒー、ビタミンD、運動などは、脳血管疾患のほか、心臓病、各種のがん、肝臓病その他、多くの病気の予防に有効とのことです。

 

 ビタミンDは、私が舌癌の告知を受けた直後、弟(医師)が送ってくれた図書でも推奨されていました。弟はサプリメントも送ってくれたので、それ以後ずっと毎日飲み続けています。

 「舌癌と生きる27 何を食べるのがいいのか?」

 

 コーヒーは、休みの日は3杯ほど飲みますが勤務の日はほとんど飲まなかったので、今後は出勤前や職場でも飲むように心がけます。私は、カフェインにデリケートで、夜に眠れなくなってしまうので午後3時以降はコーヒーやお茶を飲まないようにしているのです。

 運動は、自転車や徒歩の通勤で大丈夫そうです。

 ナッツと瞑想は、これまで取り組んでいないので、検討しようと思います。

 

 長生きには執着しないのですが、老後破産などを避けるため健康的な生活は続けたいと思っています。本書を今後の生活の参考にします。

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 先日の土曜日、久しぶりにマイカーのタイヤ交換をしました。冬に備え、スタッドレスタイヤにしたのです。なぜ久しぶりかというと、3年半前にマイカーを買い替えた際、3年分の冬の前後のタイヤ交換がセットになっていたためです。幸いパンクもせず、ここ3年間、自分でタイヤを交換する作業を免れていました。

 

予備タイヤが搭載されていない!

 3年半前に購入したのは、中古のアクアです。てっきり、トランクのカバーの下にはパンクしたときなどのための予備タイヤが収納されているものだと思っていましたが、そんなものはありません。それどころか、ジャッキもありません。

 タイヤ修理キットとして、補修液のようなのが付いていますが、こんなもので本当に直るのか、非常に心許ない代物です。今まで、何も知らずに運転していたのかと思うと、恐ろしくなりました。

 マイカーを持って約40年、これまでシャレード、ファミリア、ターセル、ブルーバードシルフィーなどに乗ってきましたが、どれも予備タイヤがトランクルームに収納されていました。走行中にパンクに気づき、近くの店の駐車場で予備タイヤに交換したこともありました。予備タイヤなしで走るのは、不安です。

 交換したノーマルタイヤを1本、万一のためにトランクに積んでおこうか迷っています。少し、燃費が悪くなってしまうかもしれませんが・・・。

 

体力の衰え?

 5年前、舌癌手術後、化学療法のために2回目の入院をし、その退院直後(11月末)にもタイヤ交換をしました。その時は、腕の力が落ちていて、タイヤを持ち上げてホイールの穴をピンの位置に合わせることができず、妻に手伝ってもらいました。その後2回ほどこの作業をしましたが、体力が回復していたので一人でできました。

 「舌癌と生きる20 2度目の退院」

 

 それが、今回、3年ぶりにこの作業をやったところ、3本目までは楽にできましたが、最後の4本目は腕が疲れてしまっていて、かなり苦労しました。前の車よりは、このアクアの方がタイヤもかなり軽いのですが・・・。

 やはり、老化で体力が落ちてしまっているのかもしれません。少しショックです。

 実は、筋力を維持するために週3回ほど腕立て伏せをやっているのですが、この作業のためには別の筋肉を鍛える必要があるのかもしれません。

 

 年に2回のタイヤ交換、妻は業者に頼めと言います。でも、あと何年続けられるか分かりませんが、節約にもなり、筋力を維持する目標にもなるので、できるだけ自分で頑張ろうと思っています。

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 先日、木内みどりさんが69歳で急逝されたことが報じられました。

 今は連続テレビ小説といえばNHKの独壇場ですが、昔は民放(TBS)でもやっていました。ポーラテレビ小説です。

 私が木内さんを初めて見たのが、私が中学生のころで、ポーラテレビ小説の「安ベエの海」です。ヒロインの木内さんはピアノが得意の裕福な商家の娘さんで、海軍士官と結婚し、その夫が潜水艦長で戦死してしまうストーリーでした。

 きれいなお姉さまだなあと憧れていました。

 

 ここ数年は、木内さんの近況を拝見することもなく、久しぶりにお名前を聞いたのが今回の訃報でした。あのドラマのいくつかの場面が、脳裏によみがえりました。

 

 ポーラテレビ小説も、私の住む地方では、NHKの連続テレビ小説と同じく朝と昼の1日2回放送していました。片方を見終わるとすぐにチャンネルを変えて、もう片方を見るという家庭が多かったのではないかと思います。もちろん、家庭には録画機などなかった時代でした。

 そんなわけで、記憶の中では、どれがNHKの朝ドラで、どれがポーラだったか、区別がついていません。ネットで調べてみたところ、私の記憶に残っている番組では、「安ベエの海」のほか、「オランダおいね」「愛子」などがポーラだったようです。

 サラリーマンになってからはどちらも見られなくなったので、民放の方が終了してしまったことも気づきませんでした。勤め始めのころは、土曜日も昼過ぎまで勤務でしたから・・・。いつの間にかNHKだけになっていたという状態です。

 

 懐かしい俳優さんが、また一人亡くなってしまいました。ご冥福をお祈り申し上げます。

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 NHKの大河ドラマ「いだてん」の視聴率が低迷していますが、私は、毎週楽しみにして見ています。

 1117日(日)放送で、1962年にインドネシアのジャカルタで開催されたアジア競技大会の大騒動、私は小学校に入ったばかりのころですが、全く知りませんでした。

 

アジア競技大会の大騒動

 1962年、ジャカルタで開催されたこの大会では、中国共産党やアラブ諸国の歓心を得ようとしたインドネシア政府が、台湾とイスラエルの選手団の入国ビザを発給しない措置をとりました。IOC(国際オリンピック委員会)や陸上などの国際競技連盟は、参加資格のある国を拒否するような大会は正式な国際大会とは認めないことを表明し、参加した国へのペナルティーも示唆したようです。

 2年後の東京オリンピックの開催も危うくなる事態で、難しい判断を強いられた現地の日本選手団は、インドネシアの対日感情等を配慮して参加に踏み切りました。

 1117日の放送はここまでで、1964年の東京オリンピックが無事に開催されたことからすると、日本は何とかこの問題を収拾させたのでしょう。

 次の放送が、楽しみです。

 

制作陣の御苦労

 この前の週に引き続き、脱税を摘発されて大問題になっているチュートリアルの徳井氏が、バレーボールの大松監督役で何回も登場しています。急なことで、撮り直しなどもできず、苦慮されたのでしょう。

 また、ニチボー貝塚バレーボール部の選手たちの風貌が、まさに昭和30年代の風貌で驚きます。昔の女性は、あんな顔の人が多かったような記憶がありますが、最近はあまり見かけません。どこかから探してきたか、巧みなメイクなのでしょうか?

 

ちょっと心配

 ドラマでは、自民党の代議士(オリンピック担当大臣)川島正次郎が、陰湿な策謀で主人公を陥れます。この人には後継となる子孫はいなかったようですが、遠くない過去に実在した政治家をこのように描いて、関係者が怒らないか、少し心配になります。

 

 県職員のころ、代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで宿泊研修を受けたことがあります。オリンピック村が、最初は朝霞基地に建設される予定で道路整備まで行われていたのが、急遽代々木に変更になったことも初めて知りました。

私が知らなかった現代史がたくさん散りばめられています。また、戦国時代の物語などと異なり、太平洋戦争後のものは、懐かしい世相を思い出す楽しみもあります。

次の放送も楽しみです。

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  厚生年金適用の事業所で働いて一定の収入がある高齢者の年金を減額する「在職老齢年金」制度について、厚生労働省で検討した結果、年金が減額される収入の基準額を現在の47万円から51万円に引き上げる案で社会保障審議会に付議することになったと報じられました。

 20196月の骨太の方針で、廃止を提言されていましたが、私は廃止ではなく見直しにすべきだと思い、このブログでも綴っていました。

 「在職老齢年金の制度が廃止?」 (制度の概要等もこちらを参照願います。)

 

改正案の概要

 現行制度では、報酬月額と年金月額の合計が、65歳以上では47万円、65歳未満では28万円を超えると、年金の減額が始まります。

 改正案では、この基準額を65歳以上も未満も51万円に引き上げるようです。

 

現行制度の問題点

 マスコミは65歳以上のことばかり報じていますが、私は、現行制度の問題点は主に65歳未満の28万円にあったと思います。

 私のような一般的な公務員OBを含む普通のサラリーマンが、65歳未満で受けられる特別支給の厚生年金額は、せいぜい月額12万円程度でしょう。仮に厚生年金の基本月額が12万円とすると、働いて得る報酬月額(ボーナス等も12月に分けて月給に加えた額)が、16万円を超えると、超えた分の2分の1の額が年金から減額されます。したがって、報酬月額が40万円を超えると厚生年金が全額支給停止になります。

 12万円 - (A + 12万円 - 28万円)× 0.5 0

   A > 40万円 (Aは、報酬月額)

 

 これでは、定年退職した多くのサラリーマンの働き続ける意欲を削いでしまいます。第二の職場で高額の給与を得られればフルタイムで働くでしょうが、例えば20万円程度だったら、年金を減額されないように調整しながら働こうかと思うでしょう。

 定年直後にいったん仕事を離れ、65歳から再び働き始めるなどという人は、ほとんどいないでしょう。65歳未満の人を仕事につなぎとめるほうが重要です。

 

 したがって、65歳未満の28万円を引き上げることは大賛成ですが、65歳以上の47万円を51万円に引き上げることについては、あまり賛成できません。65歳以上で年金と合わせて月に47万円も収入があるのは、極めて恵まれた人たちだけでしょう。これ以上優遇しなくてもいいと思います。

 

 この引き上げ案に対して、公明党から反対意見が出て調整しているとのことです。公明党が反対しているのが65歳以上の47万円を引き上げることについてだけなのか、65歳未満の28万円を引き上げることも含めてなのか、報道では分かりません。

 私は、65歳未満28万円の引き上げは大賛成、65歳以上47万円の引き上げはやや反対です。

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