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2013年春に実生したエキノカクタス属の太平丸類。自根のまま11年間栽培しておりますが、なかなか大きくなってくれません。球体の直径はおよそ5~7cm程度です。ただ、さすがに開花株にはなっており、一部種子を提供してくれる株も出てきています。代表選手たちです。<白刺翠平丸> ヤフオクなどで人気のある種類です。太く象牙のような質感のある刺が魅力的です。<花王丸> こちらは太くピンク色の刺。いい感じです。<...
温室内のあちこちで牡丹類の開花が始まっています。今日一番目立っていたのは竜角牡丹でした。昨日、これはあと2~3日で開花しそうだなと思いながら撮影した一枚です。暖かな秋の一日となった今日、予想よりも早く満開を見せてくれました。この竜角牡丹、5年前に袖台に実生接ぎし3年前に接ぎ降ろしたものです。竜角牡丹は自根ですとなかなか勢いがつきません。どんどん成長させて立派な開花を得るには接ぎ木はかなり良い手段で...
今日のブログの主役は、ユーベルマニア三兄弟(ペクチニフェラ、プセウドペクチニフェラ、フラビスピナ)のうち比較的成長の遅いフラビスピナについてです。まずは、実生自根苗。実生5年生で球体直径2.5cm、高さ4cm程度です。着実に大きくはなっていますが、成長速度は遅々としたものです。この自根苗の二年後に実生した、苗たち。これらも遅々とした成長で元来気長な私?もさすがに我慢できず、昨秋に袖ケ浦の台に接ぎ木しまし...
過去に何回も記事にしている菊水綴れ苗のその後についてです。2019年6月に実生したストロンボカクタス属の「菊水」。「菊水綴化」と銘打った種子を蒔いたわけですが、発芽した苗の3割程度が綴れ始めました。その後一部の苗を袖ケ浦の台に接ぎました。<接ぎ木苗> いずれも綴れ苗ですが、穂の幅は5cmを超えてきました。<自根苗> 接ぎ木苗と比べ当然成長は遅いですが、脱落する苗は少数です。不思議なのは綴れ苗の方が...
実生11年生の牡丹類たち。春の温度上昇を受けてのびのびと成長しています。<赤花三角牡丹> 自根苗です。通常の三角牡丹とは疣の形状や色などがかなり異なります。また綿毛も豊富で、別種ではないかと思われる見かけです。<玉牡丹> いわゆるロイヤル玉牡丹という株です。袖台接ぎ降しで、毎年ぐいぐいと育っています。用土中に完熟乾燥牛糞を仕込んでおり、どこまで大きく育つか楽しみに見守っています。これら大型の牡丹類...
2015年に実生したペレシフォラ属の「精巧丸」と「銀牡丹」です。実生した年の画像が残っていました。左側の二列が銀牡丹、右側の二列が精巧丸です。成長が遅くなかなかうまく育たないこれ等のペレシフォラ属たち。9年後の現在、精巧丸の苗が2本、銀牡丹が3本生き残っています。やっとこさ生き残っているという感触です。<精巧丸> 球体の直径は2cm程です。実生9年目にして初めて蕾を揚げてきました。どんな花が咲くの...
春の暖かさを受けてアリオカルプス属(旧ロゼオカクタス属)の「竜角牡丹」がその球体を膨らませてきました。これら三本の竜角牡丹、7年前に実生しその後袖台に接いで降ろしたものです。同じロットの種子からの者たちですが、それぞれに疣の形状が微妙に異なりますので、三苗を並べて置いて鑑賞しています。袖ケ浦台の接ぎ降し苗ということで根は袖ケ浦のものです。その効果は抜群で、成長著しく現在の球体直径は8cm程。毎年秋に...
このところPC画面の見過ぎか、眼精疲労が激しいです。そんな時、眼中に飛び込んできた銀冠玉。とても目に優しい見かけをしています。銀冠玉独特の灰緑色の球体にピンク色の開花。この色の組み合わせは同属の「烏羽玉」では実現できません。この苗は「疣銀冠玉」として入手した龍神木台の接ぎ木苗から掻き取った子株を挿し木して育てたものです。目に優しい球体色と疣との組み合わせ、眺めていて心が落ち着いてきます。一方「Y疣銀...
接木をした結果、その苗が自根で育てたものより格段に成長が良いことはサボテン界においては普通のこととされていますし、多くの方がその通りのことを経験されていることと思います。、ということで今日のブログは終わります。…というわけにもいきませんので、たまたま昨年袖接ぎしたコピアポアのギガンティアについて、1~2本ではなく多くのN数がある例がありますのでそれについて記載します。2022年秋に実生したギガンティア...
牡丹類の植え替え、第二夜の今宵の主役は岩牡丹です。2013年春に実生したこの苗は自根で育てており、現在の球体直径は11cm程に育っています。前回植え替えから二年経過しています。抜き上げました。根の最深部は鉢底まで達しており、順調な根張りを伺わせます。用土を箸で突き崩し根を露出させました。全く問題ないようです。細根をカットしました。そのまま用土に植え付けました。鉢は一回り大きなものにサイズアップしました。...
一月下旬のこの時期、早くも植替えを始めました。ずっと気になっていた牡丹類から手を付けることにします。今日は、赤花三角牡丹の植え替えについて。2013年春に播種した実生11年生の自根苗です。三角牡丹は牡丹類の中でも大型に育つ種類で、この苗も直径14cm程に育っています。抜き上げました。根張りは球体の割に貧弱です。細根はカットして整理しました。自根の割に塊根が小さく”アレッ”と思うほどの大きさになりました...
ペレキフォラ属の「銀牡丹」。現在由来の異なる二系統の苗を育てています。上の画像の苗はもともと徳島カクタスクラブのガッテンさんから頂いた袖台の群生株でした。接ぎ降ろしましたがその後主頭に腐れが出て、生き延びた子株を挿し木により自根を発生させて維持しているものです。主頭は直径5cm程に育っています。自根になり子は吹かなくなりました。上の画像の三苗は自根の実生苗。播種してから6年ほど経過しています。球体...
2014年に実生した恩塚ランポー玉二苗です。左は袖台降しの三稜苗、右は自根の四稜苗です。自根苗は胴太にどっしりとした姿に育っているのに対して、袖台接ぎ降し苗の方はヒョロリと丈高く育ってしまいました。二本の苗だけの比較で、しかも現時点だけの判断ですが、焦って早く未来を見るために行った三稜苗の袖接ぎはかえって悪い結果を招いたようです。今後の姿を予想すると、三稜苗はますます丈高くなって柱サボテン化してゆ...
斑入りの帝冠を実生して育てていますが、なかなか思うようには育ってくれません。<実生5年生> 根性で自根を維持していますが、緑色の部分が少なくやっと命を保っているような状態です。苗の直径は2~2.5cm程度で斑なしの苗の半分ほどの大きさです。時に接ぎ木しようと思い立つこともありますが、うまく行く自信がないので、止めております。下の画像の苗たちも自根の実生5年生ですが、こちらは緑色の部分が多めでその分成長...
2013年春に多くの「黒牡丹」を実生しました。それらの中で現在一番大きく育った苗です。鉢の一辺は7cm程度ですが、この苗の直径もそのサイズに近づきつつあります。種子の入手当時、いろいろな入手先から仕入れましたので、現在ある黒牡丹たちは兄弟・親類・他人が入り混じっているはず。それらの中でこの苗が一番大きく育っているわけです。特にどのロットの苗が成長が良いというわけではなく、この苗のみが生まれ持った特性...
昨日は袖台上で成長著しい牡丹類の苗をご紹介しました。同じ栽培方法でこの春に台からカットし最近発根のために仮植えした恩塚ランポー玉たちが今日の主役です。恩塚ランポー玉はランポー玉由来の幾何学的形状の美しさに”恩塚模様”が相まって自然の造形の極みと言える独特の姿を有するサボテンです。このサボテン特有の美しい姿を早く実現したいと、昨年夏に袖台に接ぎ木し、自根では3年かかりそうな成長を1年で済ませました。こ...
中々時期の合わない太平丸類たちの開花ですが、その中で今日は小平丸が一輪開花しました。朝9時ごろの様子です。まだ寝ぼけまなこの半開きでした。9時過ぎから強烈な夏の日差しが始まり、一気に開花しました。花弁は薄いピンクで、中心部は濃い赤色。なかなか美しい花です。この小平丸、2013年春の実生で今年で10年生になります。ずっと自根で育てておりますが現在の球体直径は8cm程度。成長はかなり遅いサボテンです。急...
昨年春~秋に実生した太平丸類の実生苗たち。冬を乗り切りさらに春の成長期を過ぎてようやく安心して見ていられる大きさになってきました。今回の一連の実生は種子をクエン酸処理することで発芽率50%弱ぐらいの好成績?からスタートしました。やはり実生は多くの苗が無いとうまく揃って成長してゆかないようです。たまに実生して発芽してきた苗が1~2本ということがあります。この虎の子のような数本の苗を大事に育てても結局はダ...
10年前に実生したエキノカクタス属の「太平丸」が開花しました。太平丸としては割合濃いめのピンク花で、花弁が細くかつ数多いと感じます。実生してから10年で現在の球体直径は8cm程度。緩慢な成長ですが、まだまだこれから大きくなってゆきそうは気配があります。同期の太平丸類がまだ30本ほど残っていますが、大きさはまちまち。すべて自根ですが球体の直径でいうと小は5cm、大は10cm程度でばらつきがあります。もう十分に...
今日のブログはアリオカルプス属「ロイヤル玉牡丹」に登場してもらいました。この株は自根ではなく、袖ケ浦の短台に載っています。現在の球体直径は14cmほど。牡丹類もこれぐらいの大きさになるとなかなか見ごたえがあります。ところで「ロイヤル玉牡丹」の”ロイヤル”とは何かとネットで調べてみました。ロイヤルとは「王の、王室の、また高貴な、などの意を表す。」とありました。王様の玉牡丹ぐらいの意味と考えておけばよろし...
袖ケ浦の台に接いで接ぎ降ろしたオブレゴニア属の「帝冠」二株が揃って開花しました。もちろん自根で育てている苗に比べすくすくと大きく育ちます。ただ、個人的には帝冠の扁平な球体がお気に入りなのですが、袖台で育てると自根の苗に比べて背高く育つ傾向があるような気がします。画像の苗はまだ5~8cmぐらいの大きさで今後まだまだ大きくなってゆくものと思われます。このまま背高く行くのか、それとも本来の扁平球に好転して...
2013年春にメサガーデンから購入した黒王丸たち。6種の(小)変種を含んでいました。いろいろあってそれらの種子から育てた苗が現在まで20本ほど残っています。大半は黒王丸特有の黒刺を有していますが、一部刺色が黄色の株があります。最初の二つの画像の苗は自根で、白粉を帯びた黄緑色の球体から薄黄色の刺が出てきています。刺色の濃さが違いますがこれらは同一(変)種であると判断しています。下の画像の二苗は袖ケ浦に接い...
2013年春に実生した帝冠二苗。自根で育てて10年経過。いずれも球体の直径10cm程に育っております。前回植え替えから1年以上経過しましたので今日植替えました。前回からそれほど大きくはなっていませんでしたので同じ鉢に植え付けました。10年前の記録を紐解くと、これらの苗に関しては「大疣帝冠」と「帝冠錦」と称する種子を蒔いていることを確認できました。これから推測するに画像左側の苗が「大疣帝冠」、右側は「帝冠錦」...
2013年春に実生したエキノカクタス属「太平丸類」。多くの苗が自根で育っていますが、一本だけ気になる苗がいました。他の苗はエキノカクタスの名に恥じない立派な刺をあげているのですが、この苗だけはとても貧弱な刺を出していました。その苗がこの春に突然…太平丸類らしい刺をズドンと揚げてきました。何が彼をしてこのような変化をなさしめた??。サボテンさんの心は実に読みづらい。同期の苗は既にこのような立派な刺を...
2013年春に播種したツルビニカルプス属のサボテン2種が今年も開花しました。実生10年生になるこれらの株、自根で育っていますが、球体の高さ10cm、径4cm程度とツルビニカルプス属のサボテンとしてはかなり大きく育っています。<黄棘長城丸> この株は群生株に育っていましたが2年前に子株を外し、現在単幹で育てています。今年は成長点にエネルギーが集中して多くの蕾を上げてきました。まだ5分咲き程度ですが、所...
5年ほど前に徳島カクタスクラブのガッテンさんから頂いたマミラリア属の「ルエッティー」。当時は袖ケ浦の台に載っており、美しい花を多開して楽しませてくれました。しかし好事魔多し、調子に乗って肥培したこともあり穂の中心部から腐りが始まりました。慌ててばらして、救済接ぎや挿し木で延命を図りましたが、かろうじて挿し木苗1本が生き残りました。主頭の径は3.5cmぐらいで、子を二つ吹いてきました。自根で育てると結構...
マミラリア属の「ナザセンシス」が蕾を膨らませています。いずれの苗も3年前に実生した自根苗です。不思議なことに小さな苗ほど多くの蕾を付けています。暖かな今日午前中に水遣りをしました。午後から少し冷え込んできましたが明日には開花しそうです。これらの苗、実際の大きさは2~4cm程度で、老眼の私にはじっくり観察するには少ししんどいです。こうしてデジカメのマクロモードで撮影した画像をじっくりと眺めることにして...
今日のブログの主役は実生10年生のオブレゴニア属「帝冠」です。2013年春に実生したもので自根のままこれまで来ています。二本の苗が残っています。さすがに10年の歳月を経ると多くの疣が積み重なり、重厚な草姿になっていかにも「帝冠」の名にふさわしい見かけになってきました。古い疣はその先端が木質化して、さらに渋い見かけを助長しているようです。球体は扁平を保ち、回転対称形に乱れもないのでこれから年月を重ねるのに...
接ぎ降しのため袖ケ浦の台木からカットされた黒王丸の苗木たち。発根を待って赤玉土の用土に植えられています。大きなもので球体直径は8cm程度。実生苗を自根でここまで育てるには10年はかかりそうです。これらの苗は2~3cmほどの苗を袖ケ浦に接いで2年程度経過したものです。9月に台木から切り離し、来春の発根を待って鉢の上にひっくり返して置きました。しかし、いずれ植え込むので先般このような姿に植え込みました。温...
確か実生7年ぐらい経過しているディスコカクタス属の「ギガンティア」です。二株維持しています。一株は袖台の接ぎ降し、もう一株は自根で育てていますがもはや両者の差はわからなくなりました。いずれも漆黒の太い棘をあげてきています。この漆黒色はギムノカリキウム属の黒刺鳳頭を思い出させますが、このギガンティアの棘はそれより太く長い。またこの漆黒色は次第に白っぽく退色してゆきますが、その速度はかなり遅く漆黒色を...