*母の入院
2018年 07月10日 11:02 (火)
例年になく早く梅雨が明けた2018年。
最近の母は、すべてのことにおいて、衰えが進んでいた。
転倒も多くなり、腰というか背中の曲がりもかなり目立つようになった。
骨粗しょう症のせいであろうか?
的はずれな会話、口うるさいだけの母がそこには居た。
6月30日~7月3日までいつものショートステイでお世話になった。
3日の日、帰ってきて、「今までにこんなに疲れたことはなかった。」と・・・
少し胸のあたりで痰がからんだように思った。
鼻水も少し。
「風邪、ひいたかな?」と思った。
少食で幼稚園児程度の量しか食べない母。
それでも野菜スープを「美味しいね。」と飲んでいた。
翌日、デイサービスの予定だったので、
早目に床についた。
翌日、朝はチーズトーストをしっかり食べて、
デイのお迎えを待ち、いざ出発!
玄関で靴に足を入れた時、元々前傾姿勢な母がそのまま前に倒れて、
おでこを床に打ち付けた。
その後、普通に杖で歩いて介護士の方とデイへ向かった。
そして午後、
デイから「お熱が38度2分あるので、お迎えをお願いしたい。」との連絡あり。
その1時間半後、タクシーでデイサービスに私は向かった。
この時までは、そんな重大なことと思っていなかった。
そのままタクシーで、かかりつけ医の元へ向かった。
保険証など持ち合わせていなかったが、
優先的に順番を早めてくれる心遣いが、
弱り始めていた母にとってはありがたい。
診察室では、いつもとそう変わりない母。
そのときは、胸のあたりのゼロゼロはない・・・
抗生物質と痰をきる薬、頓服を処方された。
しかし、その時、気になる医師からの言葉。
「症状が今より悪くなるようなら、すぐ救急車を呼んで下さい。」
医院から帰り早速、処方された薬を服用。
とにかく、ベッドに横になることにした。
たまに様子を見に行った。
熱は高くはないが、微熱が続いていた。
そして、翌朝は熱も36度台になり少し落ち着きを見せた。
私も仕事に行くことができた。
もちろん、遅く出て、早く帰った。
キウイをつぶしたものや、おかゆも食べられた。
そのまま快方に向かうと思われた。
目を離すと、パジャマから洋服に着替えようと、
ベッドに座る母。
しかし、ベッドに座ることはできるが、
立ち上がろうとはしない。
今思えば、立ち上がれなかったのだ。
その晩も薬をしっかり服用し、
ベッドに横たわっていた母。
熱は、36度台~37度。
私はこの頃から少し不安になっていた。
完全に熱が下がらない。
翌朝5時、母の元へ行き熱を計った。
37度台・・・
食事量も少なく、水分も十分とはいえない。
このままではどんどん弱る一方だと確信。
もう、ダメだ!
朝6時、119番に電話した・・・
同じ日、母の出身地、広島では豪雨災害に襲われていた。