iPad用Logic Proユーザガイド
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iPad用Logic ProのSculptureのモーフエンベロープ
モーフエンベロープには、9個のコントロールポイントと8個の時間セグメントが含まれています。コントローラのエンベロープと同様の記録機能があります。
モーフエンベロープの最大時間/長さは40秒/48小節です。
モーフエンベロープのパラメータ値を変更することで、独自のエンベロープを手動で作成できます。あるいは、エンベロープを記録することも可能です。モーフエンベロープを記録するを参照してください。
モーフエンベロープは、ノートが持続している間はほかのエンベロープと同様に実行できます。あるいは、LFOと同じように何度も動作したり、無限サイクルで動作したりすることもできます。モーフエンベロープのサスティン/ループを参照してください。
モーフエンベロープのパラメータ
「Morph Control Pad」/「Morph Control Env」ボタン: モーフエンベロープをオンにします。
「Pad」、「Env」ボタンがいずれもオフ: モーフ機能は無効です。
「Morph Control Pad」ボタンのみがオン: モーフ機能は「Morph」パッドまたはX/Y MIDIコントローラの灰色の点だけで制御されます。
「Morph Control Env」ボタンのみがオン: モーフエンベロープは有効ですが、「Morph」パッドおよびX/Y MIDIコントローラの灰色の点は無効になります。
「Morph Control Env」ボタン「Morph Control Pad」ボタンの両方がオン: モーフエンベロープは有効で、「Morph」パッドまたはX/Y MIDIコントローラの灰色の点の位置はエンベロープの動作に対するオフセットとして使用されます。
「Morph Pad Mode」ポップアップメニュー: 「Morph Control Env」ボタンと「Morph Control Pad」ボタンの両方が有効なときのモーフエンベロープのモードを選択します。
Offset: デフォルトのモードです。エンベロープは有効で、「Morph」パッドまたはX/Y MIDIコントローラの灰色の点の位置はエンベロープの動作に対するオフセットとして使用されます。
Point Set: エンベロープは有効です。選択したエンベロープポイントは、「Morph」パッドの灰色の点を移動させるか、MIDIコントローラ(「MorphX」および「MorphY」コントローラの割り当て)によって編集できます。
Point Solo: エンベロープがいわば「スナップショット」モードになります。選択されたエンベロープポイントは、「Morph」パッドの灰色の点を移動することで編集できます。
「Morph Record Enable」ボタン: モーフエンベロープの記録を準備します。モーフエンベロープを記録するを参照してください。
「MrReT」ポップアップメニュー: 記録をトリガするイベントのタイプを選択します。
NoteOn: ノートが演奏されたときに記録を開始します。
Note + Move Morph Point: ノートがホールドされている間にMIDIコントロールチェンジメッセージ(「MIDI Controller」セクションの「Morph X」および「Morph Y」パラメータで割り当て)を受信したときに、記録を開始します。
Note + Sustain Pedal: ノートがホールドされている間にサスティンペダルが押されたときに記録を開始します。
「Time Mode」ボタン: 非同期の(「Free」)エンベロープか、8分音符や4分音符などのノート値に従ってテンポと同期する(「Sync」)エンベロープを設定します。
注記: 値を切り替えると、現在のプロジェクトテンポに基づいて強制的に時間が再計算されて、最も近い音価または時間値(ミリ秒単位)に換算されます。
「TimeScale」ノブ/フィールド: エンベロープ全体の継続時間を10 %(10倍速くする)と1000 %(10倍遅くする)の間でサイズを調整します。
「Time 1」~「Time 8」ノブ/フィールド: 各モーフエンベロープセグメントの長さを設定します。値を変更すると、エンベロープの全体的な長さが変更され、それ以降のすべてのコントロールポイント時間とセグメントが移動します。
注記: 直前のコントロールポイントの位置を超えてコントロールポイントを移動することはできません。ただし、後続のコントロールポイントの位置よりも後方にコントロールポイントを移動させることはできます。これによってエンベロープセグメントとエンベロープ全体の両方を長くすることができます。
モーフエンベロープのXYパッド0~8: 灰色の点をドラッグして、対応するモーフエンベロープ時間でのモーフエンベロープレベルを設定します。モーフエンベロープのXYパッド0は、モーフエンベロープ先頭での開始レベルを表すため、対応する「Time」ノブパラメータはありません。
「Depth」ノブ/フィールド: モーフエンベロープによって生じるモーフの動作量のサイズを調整します。値を増減すると、それに合わせてモーフの経路のサイズも調整されます。
「DMAmt」ノブ/フィールド: 「Depth」ノブで設定したスケーリング範囲内で、モーフエンベロープの動作の強さを設定します。
「Depth Mod source」ポップアップメニュー: モーフエンベロープの動作の強さを制御するために使用するモジュレーションソースを選択します。
「Trans Shape」ノブ/フィールド: モーフィングコントロールポイント(モーフエンベロープのXYパッド0~8の灰色の点)間の遷移を制御します。オリジナルの動き(場合によっては記録された動き)、直線的な遷移、ステップ状の遷移などが可能です。後者の場合には、1つのモーフ状態を維持したあと、直後のエンベロープコントロールポイントで別のモーフ状態に急峻に切り替わります。このパラメータ(およびモーフエンベロープ自体)により、持続的に変化する面白いサウンドや、場合によってはリズミックなパッチを作成できます。