前の試合の途中からかなり降りだした雨は強さを増す一方で、両チームのフィールディング練習が終わる頃にはグランドに水が浮き始めた。バッターボックスの周辺やマウンド、そして内野の一部に砂を入れ、どうにか試合開始にこぎつけた。上空は無風のようだが、間断なく雨が降りつけるなかでの試合となった。水が浮いたり砂を入れたりすると、スタンドからはボールがちょっと見えにくいと感じる。
完全な雨中戦となったが、敦気比打線が静岡#1の立ち上がりをとらえる。1回裏に4番の本塁打で2点を先制すると、2回裏にも1点を加えて3-0と試合の主導権を握った。3回裏から静岡は#10が登板し、走者は許すものの敦気比の攻撃を抑える。静岡は5回表、2本の安打と四球で無死満塁とし、犠打(ランニングスクイズ)と敵失で一気に3-3の同点に追いついた。さすがにこのイニングの攻撃などはグランドに水が浮いて反射しており、雨の影響が否めない状況だったので、守っている敦気比には気の毒だった。5回が終わったところでグランド整備をおこなうが、これまでに見たことがないほど大量の砂をグランドに入れている。試合が終わったあとで、まいた砂を集めて回収する阪神園芸も気の毒だ。その量はざっと見て手押し車20台分くらいか。結局試合は25分近く中断し、内野の半分くらいが白っぽくなって試合は再開された。
この天気でまだ試合を続行するのかと思ったが、主催者側は雨雲の動きを察知しており、この時間帯を過ぎれば雨雲が通りすぎると分かっていたようだ。中断後も両投手は雨の影響を感じさせない投球を続け、3-3のまま迎えた9回裏に敦気比は二死一二塁から3番が左線二塁打を放って4-3でサヨナラ勝ちした。正直なところ、雨の影響による失策などで試合が決着しないでよかったと思った。
静岡は打力でやや後手に回るため、7回表に一死三塁からのランニングスクイズが空振りになって三塁走者が憤死したことが惜しまれる。この場面は三塁走者がややスタートを遅らせており、投球がストライクコースであることを見極めてからスタートを切っていただけに、打者はなんとかバットに当ててファウルにしてほしかった。二番手で登板した#10が終盤までよく投げていただけに、なんとか援護したかった。
敦気比は初回から静岡#1を打ち崩して先制したが、2回裏に1点を追加したあとの好機でさらに得点を挙げていれば、もっと楽な展開になっていたはずだ。敦気比打線は鋭い振りが目に留まるし、この試合でも10本の安打を放ったが、左投げの静岡#10に苦労していたのが意外だった。次の試合でも左投手との対戦となるため、攻撃陣が打ち崩せないと苦しくなりそうだ。
完全な雨中戦となったが、敦気比打線が静岡#1の立ち上がりをとらえる。1回裏に4番の本塁打で2点を先制すると、2回裏にも1点を加えて3-0と試合の主導権を握った。3回裏から静岡は#10が登板し、走者は許すものの敦気比の攻撃を抑える。静岡は5回表、2本の安打と四球で無死満塁とし、犠打(ランニングスクイズ)と敵失で一気に3-3の同点に追いついた。さすがにこのイニングの攻撃などはグランドに水が浮いて反射しており、雨の影響が否めない状況だったので、守っている敦気比には気の毒だった。5回が終わったところでグランド整備をおこなうが、これまでに見たことがないほど大量の砂をグランドに入れている。試合が終わったあとで、まいた砂を集めて回収する阪神園芸も気の毒だ。その量はざっと見て手押し車20台分くらいか。結局試合は25分近く中断し、内野の半分くらいが白っぽくなって試合は再開された。
この天気でまだ試合を続行するのかと思ったが、主催者側は雨雲の動きを察知しており、この時間帯を過ぎれば雨雲が通りすぎると分かっていたようだ。中断後も両投手は雨の影響を感じさせない投球を続け、3-3のまま迎えた9回裏に敦気比は二死一二塁から3番が左線二塁打を放って4-3でサヨナラ勝ちした。正直なところ、雨の影響による失策などで試合が決着しないでよかったと思った。
静岡は打力でやや後手に回るため、7回表に一死三塁からのランニングスクイズが空振りになって三塁走者が憤死したことが惜しまれる。この場面は三塁走者がややスタートを遅らせており、投球がストライクコースであることを見極めてからスタートを切っていただけに、打者はなんとかバットに当ててファウルにしてほしかった。二番手で登板した#10が終盤までよく投げていただけに、なんとか援護したかった。
敦気比は初回から静岡#1を打ち崩して先制したが、2回裏に1点を追加したあとの好機でさらに得点を挙げていれば、もっと楽な展開になっていたはずだ。敦気比打線は鋭い振りが目に留まるし、この試合でも10本の安打を放ったが、左投げの静岡#10に苦労していたのが意外だった。次の試合でも左投手との対戦となるため、攻撃陣が打ち崩せないと苦しくなりそうだ。