望海風斗も明日海りおも エリザベート愛と死の25年

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河合真美江
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 傑作ミュージカル「エリザベート」宝塚歌劇団の日本初演から25年。スペシャル・ガラ・コンサートは、宝塚OGの多彩な力が怒濤(どとう)のように響き合う。退団したばかりの望海(のぞみ)風斗(ふうと)をはじめ明日海(あすみ)りお、朝夏(あさか)まなとら新メンバーの躍動も注目を集める。そんな中の緊急事態宣言。客席で見ることはかなわないが、無観客ライブ配信で楽しむことができる。

 役のイメージの衣装で歌いつづるアニバーサリーバージョン。大阪・梅田芸術劇場で4月に上演された回を見た。

初演コンビもビデオ出演 歴代メンバーずらっと

 宝塚では5組で計10バージョンが上演された。この日は、初演コンビの一路(いちろ)真輝(まき)、花總(はなふさ)まりがビデオメッセージで「出演」。2代目の麻路(あさじ)さき、白城(しらき)あやから当時の役者何十人もが黄泉(よみ)の国の魔法のように集まった。愛と死の物語に、出演者も観客も重ねる人生の旅。「私だけに」「闇が広がる」といった名曲にも味わいが増す。

 トートに麻路や姿月(しづき…

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この記事を書いた人
河合真美江
文化部|宝塚歌劇・文芸担当
専門・関心分野
女性の生き方、宝塚歌劇、グリーフケア