逆境に桜咲く 雑草魂のOSKから考える春をむかえられることの意味

有料記事多事奏論

大阪編集局記者・河合真美江
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記者コラム 「多事奏論

 桜は逆境に咲く。

 今年創立100周年を迎えたOSK日本歌劇団はそう思わせてくれる。女性が男役を演じ、弾む踊りと歌、芝居で夢の世界を見せる。大阪松竹歌劇団の略でOSK。ご存じですか。

 1922年、大阪に松竹楽劇部として生まれ、何度もピンチを越えてきた。だから記念公演「レビュー春のおどり」がゆかり深い道頓堀大阪松竹座で開幕するのを、ファンは万感の思いで待っていた。ところが2月5日初日の予定が、20人を超す関係者が新型コロナに感染して中止になった。

 記念公演は幻になるのか。

ポッドキャストでは、河合真美江記者とOSKを長年見守ってきたエッセイスト・青木るえかさんが、その魅力について語ります。

Apple Podcasts や Spotify ではポッドキャストを毎日配信中。音声プレーヤー右上にある「i」の右のボタン(購読)でリンクが表示されます。

 「春のおどりはヨ~イヤサ~…

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この記事を書いた人
河合真美江
文化部|宝塚歌劇・文芸担当
専門・関心分野
女性の生き方、宝塚歌劇、グリーフケア