彩風咲奈が挑む宝塚版「蒼穹の昴」 運命は自分の力で変えられる

有料記事宝塚歌劇団

河合真美江
[PR]

 壮大なスケールで描く歴史小説が、宝塚歌劇団の舞台でどう羽ばたくか。浅田次郎のベストセラーをミュージカルにした雪組公演「蒼穹(そうきゅう)の昴(すばる)」が10月1日、宝塚大劇場兵庫県宝塚市)で開幕する。落日の中国・清朝を駆け抜ける改革派の士を演じるトップスター彩風咲奈(あやかぜ・さきな)は、「プレッシャーはありますが、大作に挑めてうれしい。いい作品にしたいという思いでいっぱいです」と声を弾ませる。

 ドラマにもなった人気作品の初の舞台化。脚本・演出は原田諒(りょう)が手がける。

 彩風が演じるのは、19世紀末の清朝で地主の次男に生まれた梁文秀(リァン・ウェンシウ)。科挙に首席合格し、政治の中枢に駆け上がる。一方、義兄弟のちぎりをかわした極貧の少年、李春児(リィ・チュンル=朝美絢〈あさみ・じゅん〉)は家族のために宦官(かんがん)となり、芸の道をきわめて西太后の側近になる。やがて、2人は改革派と守旧派の対立の渦に巻き込まれていく。

ニュースレター【月刊タカラヅカPlus】

タカラヅカをもっと近くに。スターのインタビューやOGの活躍をメールでお届けします。

 中国物は初めてという彩風は…

この記事は有料記事です。残り1424文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
河合真美江
文化部|宝塚歌劇・文芸担当
専門・関心分野
女性の生き方、宝塚歌劇、グリーフケア