ChatGPTが変える検索 グーグルは守る闘い、日本「蚊帳の外」

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聞き手・真田嶺
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 米新興企業「オープンAI」が開発した対話型の人工知能(AI)「ChatGPTチャットGPT)」が世界で大きな話題となっています。ロイター通信は、金融大手UBSの分析として、昨年11月末に公開されてからわずか2カ月で、月間アクティブユーザーが1億人に達したと報じました。このユーザー数は、人気の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」でも9カ月かかったとされています。そもそもチャットGPTのどのような点が優れているのでしょうか。また、私たちの生活をどう変えうるのでしょうか。日本におけるAI研究の第一人者、松尾豊・東京大学教授に聞きました。

 ――チャットGPTとはどういうものですか。

 「チャットGPTは大規模言語モデルといわれる、従来よりも非常に巨大なモデルを用いて学習しているため、従来のAIよりも多くのことを覚え、その覚えた知識を使って答える。そのため、特に自然言語の対話で従来とレベルの違う会話ができるようになっています。これまではほとんど対話になっていませんでしたし、長く対話を続けることが難しかったと思います。SiriやAmazonエコーと日常的に長い対話をしているという人はほとんどいなかったと思いますが、チャットGPTはあっという間に1億ユーザーを超え、調べ物など日常的に使って手放せない人がたくさんいる。何か疑問があるときに質問すると、とても便利ですよ」

 ――質の高さは、大規模言語…

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この記事を書いた人
真田嶺
国際報道部
専門・関心分野
北米、中南米、移民、AI、ポッドキャスト
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    奥山晶二郎
    (サムライトCCO=メディア)
    2023年2月14日7時59分 投稿
    【視点】

    インタビューの最後の方、政治との関係に触れているのが、松尾さんらしい。 というのも、2012年に松尾さんの研究室と一緒に、政治家のツイートと得票数の相関を調べたことがあって。 もし相関がはっきりしたら、当選するため政治家はそのル

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