1日7食、体重114キロからの減量成功 筋トレ週1でもやせた理由
宮田富士男
30年以上肥満と生活習慣病に悩まされてきた福岡市の男性が、40キロ以上の減量に成功し、病気から解放された体験記を今月出版した。減量失敗を重ねてきた男性が伝えるのは「やせるのは、誰にだってできる」というメッセージだ。
体験記「“ダイエット”超改訂本」を出したのは、福岡市で雑誌出版などを手がける安藤昭一さん(62)。副題に「ヤマイとオモイとノロイを解いた、3つのこと とある肥満人の『健康進化論』」とあり、ハウツー主体のダイエット本とは一線を画す。そもそもなぜ太ったのか、なぜやせられなかったのか、など自分の内面を掘り下げる内容だ。
安藤さんは身長168センチ。本格的に太ったのは就職してから。コピーライターやデザイナーなどの仕事でほとんど休日なく働き、1日に7回、牛丼大盛りを平らげた。
「仕事のストレスを、食べてごまかそうとしていた」
体重は最大で114キロに。30代に入ると高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群に悩まされた。変形性ひざ関節症にもなり、杖なしでは歩けなくなった。
「このままだとヤバイ」
健康診断で医師からは「食事…