メジャーデビューしたからこそ ジャニーズ元「忍者」男性が被害告白

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編集委員・大久保真紀 島崎周
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 ジャニーズ事務所創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題をめぐり、国連人権理事会の作業部会のメンバーが25日、被害を告白している元ジャニーズJr.らから話を聞いた。

 元Jr.らで作る「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の一人で、紅白歌合戦にも出場したアイドルグループ「忍者」の元メンバー、志賀泰伸さん(54)は朝日新聞の取材に、15歳から18歳まで性被害を受けていたことを告白。いまの思いを語った。

 志賀さんは会のメンバー7人のなかで唯一、メジャーデビューを果たしている。

 4月以降、性被害を実名で告白した元ジャニーズJr.たちに対して「デビューできなかった腹いせじゃないか」「売名行為ではないか」などの誹謗(ひぼう)中傷が寄せられているのを目にし、自分のことのように心を痛めていた。

 5月14日に藤島ジュリー景子社長が喜多川氏の性加害疑惑について「知らなかった」と釈明する動画を公表。その後、事務所の先輩だった歌手の近藤真彦さん(59)が「うそはダメだな」などと発言したことに背中を押された。

アイドルグループ「忍者」の元メンバーの志賀泰伸さん(54)は、いまも性被害のトラウマに苦しんでいます。それでも、メジャーデビューした自分だからこそ、できることもある、と語ってくれました。

■誹謗中傷が沈静化してくれれ…

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大久保真紀
編集委員
専門・関心分野
子ども虐待、性暴力、戦争と平和など
ジャニー喜多川氏の性加害問題

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