食品値上げ4634品目、インボイス導入…10月暮らしこう変わる

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上地兼太郎 中野浩至 神宮司実玲
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 モノやサービスの値上げの波は10月以降も続き、暮らしの様々な場面に影響しそうだ。最低賃金は引き上げられる一方、新型コロナウイルスの治療では自己負担が増すなど、家計を圧迫する。事業者は仕入れにかかった消費税の控除にインボイス(適格請求書)が必要になる。10月から負担や制度はどう変わるのか。主な変更点をまとめた。

 食料品をはじめとした値上げは秋以降も続く。帝国データバンクが主な食品メーカー195社を調べたところ、10月に値上げされる食品は4634品目にのぼる。値上げの品目は昨年10月(7864品目)に比べると減るが、12月までに予定されているものも加えると今年は3万1887品目となり、昨年の2割増だ。平均の値上げ率も、昨年の14%から今年は15%になっている。

 ビール系飲料は、10月1日から酒税が改定され、値段が変わる。ビールは減税で約7円安くなる一方、第3のビールは増税で約9円の値上がりとなり割安感が失われる。

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この記事を書いた人
上地兼太郎
経済部兼北海道報道センター|北海道農業・経済・電力・JR北海道
専門・関心分野
デジタル分野、北海道
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    中川透
    (朝日新聞編集委員=経済、暮らしとお金)
    2023年9月30日10時44分 投稿
    【視点】

    食品など日常的に買う品の値上げが続き、消費者の体感物価は高まっています。直近8月の消費者物価(総合指数)は前年比3・2%増でしたが、頻繁に買う品目という分類でみると、8・0%増。食パン・中華麺・鶏肉・卵・ポテトチップス・アイスクリーム・炭酸

    …続きを読む