辰年にちなみ「春日五大龍神めぐり」 春日大社で11日から
佐藤道隆
今年は辰(たつ)年。春日大社(奈良市)では11日から、「春日五大龍神めぐり」の受け付けが始まる。願い事を書いたお札を手に、境内にある龍にちなんだスポット5カ所をめぐる。
順路の第1番となる金龍(きんりゅう)神社では先月23日、金色に輝く龍の像2体が設置された。狛犬(こまいぬ)のように、口を開けた阿形(あぎょう)と閉じた吽形(うんぎょう)の龍が対となって、参拝者を出迎える。教化部の秋田真吾・広報課長は「狛龍(こまりゅう)と言いたいところです」。
金龍神社は、後醍醐天皇が宮中の鏡を奉納したことが起源とされる。宮中の名称である禁裏(きんり)と、春日大社の龍神信仰と重なって「金龍」と言われるようになったという。
大みそかにも多くの参拝者が訪れていた。横浜市鶴見区から来た三津谷幸司さん(49)は妻とともに手を合わせた。「金運アップですね。来年はいいことがあるでしょう」と笑顔だった。
受付は午前9時~午後3時、夫婦大国社で。初穂料1200円。巡り終えると、お札に参拝修めの印が押され、御朱印がもらえる。
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