東京・羽田空港で2日、日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、JAL機に乗っていた川崎市の金子洋之さん(67)に体験を聞いた。
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着陸直前は、機体前方の通路側の席で、着陸の様子をライブ映像で眺めていた。年末に札幌市内の実家に帰省し、母と過ごした後だった。
三が日明けには仕事が始まるので、「帰ったら部屋の片付けを済ませてしまおう」と考えていた。
「ガタン」と着陸を感じた直後、「ドン、ドン、ドン」とぶつかるような音が連続して響いた。
機体が前に傾き、体が引っ張られた。数十秒走行し、機体が止まると、右手の窓のすぐ先に、芝生帯が見えた。乗客がざわついていた。
「爆発するのでは」
「火が出てるな。まずいわ…
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