メン地下で少女らにリスク 警視庁が歌舞伎町のライブハウス立ち入り
メンズ地下アイドル(メン地下)が頻繁にライブやイベントを開いている東京都新宿区歌舞伎町周辺のライブハウス5店舗について、警視庁は30日、都青少年健全育成条例に基づいて立ち入り検査をした。
警視庁は、メン地下ファンの少女らが「推し活」として多額の金銭を支払い、犯罪に巻き込まれるリスクが高まる場合があるとして警戒している。
少年育成課によると、30日の検査には警視庁の捜査員と新宿区保健所の職員計約20人が参加。未成年者の深夜の立ち入りを禁じる表示が適切かどうかや、20歳未満に酒類を提供しないよう年齢確認ができているかどうかなどを調べた。店舗側へは、イベント主催者が違法行為や疑わしい行為をした場合にすぐ注意することなどを求める「協力要請書」を手渡した。
メン地下を巡っては、新宿区のタレント育成会社役員の男2人がメン地下の男と共謀し、渋谷区のライブハウスで当時17歳の少女の体を触ったとして、同条例違反容疑で今月、警視庁に逮捕された。メン地下やメンズコンセプトカフェに関連する相談は、警視庁に昨年1年間で約100件寄せられた。
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