陸上自衛隊の小林弘樹・陸上幕僚副長(陸将)を含む陸自幹部らによる東京・九段の靖国神社への集団での参拝をめぐり、衆院予算委員会で13日、防衛事務次官通達が禁じる「部隊参拝」に当たるか否かの論戦があった。
参拝をめぐり陸上幕僚監部の担当者が行政文書に当たる「実施計画」を事前に作成していた経緯を踏まえ、共産党の穀田恵二氏は「一斉に行動していた事実を見たら、部隊参拝以外の何ものでもない」と指摘した。これに対し木原稔防衛相は「調査の結果、参加者全員がおのおのの自由意思に基づく私的参拝と認識した。参拝は案内を41人に対して行い、うち22人が参加し、19人が不参加の意思表示をした」と従来の答弁を繰り返した。
集団参拝は小林氏がトップを…