通学の足、JR姫新線に親しみを 高校生が車内掲示の路線図作成
宮沢崇志
兵庫県立龍野北高校(たつの市)の生徒が、JR姫新線の車内に掲示する路線図を作った。7日、生徒代表がJR西日本の網干総合車両所余部派出所へ出向き路線図を寄贈した。
姫新線の沿線にある同校の総合デザイン科では、2年生の授業で毎年、姫新線の姫路駅(姫路市)―上月駅(佐用町)間の路線図を作っている。姫新線に親しんでもらえるよう、姫路駅なら姫路城、学校最寄りの播磨新宮駅はアユというように、地域の名所や名物をデザインして駅名と組み合わせている。
今年度は17グループがそれぞれにデザインを担当。車両のドアの上に掲げる横長の路線図で、進行方向に合わせ駅の並びを左右逆にした34種類をJR西に寄贈した。
通学に姫新線を使っているという河野愛乃(かのん)さん(2年)のグループは、青を基調とした路線図を作った。「ステンドグラス風にしたかった。駅名が見づらくならないように、字を大きめにしました」と話した。