ユキヒョウ「フブキ」円山動物園で公開 繁殖のため多摩から引っ越し
原知恵子
春休みシーズンの札幌市円山動物園(中央区)で、ユキヒョウ「フブキ」の一般公開が始まっている。
円山動物園によると、フブキは2017年にロシアのモスクワ動物園で生まれた6歳のオス。3月15日に東京の多摩動物公園からやってきた。転入の目的は「繁殖」。円山動物園で飼育中の「シジム」(メス、13歳)との繁殖に向けて取り組んでいくという。
ユキヒョウは希少動物として知られ、国内では2023年末現在、8動物園で18頭が飼育されている。飼育園館どうしで相互協力しながら、繁殖に取り組んでいるという。
28日の午前、フブキは岩山の上でじっとしていた。宮城県からの観光客・小畑秀哉さん(24)は「ユキヒョウは初めて見ました。名前から『真っ白』なイメージを予想していましたが、意外にそうでなかった。繁殖がうまくいったらいいですね」と話していた。
動物園の開園時間は9時30分~16時30分(最終入園は16時)。入園料は大人800円、中学生以下無料。