「トクホ」も事業者に報告義務化検討 健康被害情報あれば保健所に

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 小林製薬大阪市)の紅麴(こうじ)原料を使った機能性表示食品のサプリメントの問題を受け、政府は、機能性表示食品の届け出事業者が健康被害に関する情報を得た場合、保健所への報告を義務化する方向で調整に入った。機能性表示食品より要件の厳しい特定保健用食品(トクホ)に対しても同様の措置を検討する。

 現在、機能性表示食品の届け出事業者は健康被害が発生したと判断すれば、速やかに行政に報告するようガイドラインで定められている。だが、法的な義務付けはされていない。

 小林製薬が医師から健康被害の疑いがあると最初に報告を受けたのは1月15日。その後も複数の医師から照会を受けた。同社は原因究明をしていた一方、行政への最初の報告は3月21日で、2カ月も遅れた。

 このため、政府は食品表示法

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