総合職だけに社宅は男女差別
男性が大半を占める総合職だけの社宅制度は「間接差別」だとして、東京地裁が一般職女性の訴えを認めました。間接差別を認めた司法判断は初めてとみられます。一般職の待遇改善につながる可能性があります。
- ここがPOINT
「間接差別」とは?
表向き性別と関係ない措置が、一方の性に不利益を与えることです。この会社の社宅制度は、総合職と一般職への補助に20倍超の差がありました。判決は男女雇用機会均等法に照らし、間接差別に当たると判断しました。
男性が大半を占める総合職だけの社宅制度は「間接差別」だとして、東京地裁が一般職女性の訴えを認めました。間接差別を認めた司法判断は初めてとみられます。一般職の待遇改善につながる可能性があります。
表向き性別と関係ない措置が、一方の性に不利益を与えることです。この会社の社宅制度は、総合職と一般職への補助に20倍超の差がありました。判決は男女雇用機会均等法に照らし、間接差別に当たると判断しました。