第1回大雨の渋谷駅で道に迷った家族　見えたウクライナ国旗に母は号泣した

有料記事ウクライナには帰れない　「日本で生きる」避難者たち

中山美里 篠健一郎
吹き出しアイコン杉田菜穂さんのコメント
杉田菜穂さん
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　渋谷駅は大雨だった。

　ウクライナから来日して2週間。やっと一息つけたから、有名な観光スポットだというハチ公を家族3人で見に来たのに。

　2023年4月26日。

　ダニエル・ザホロドンザさん（16）は、小学生の弟と、母親のヤナさん（37）の3人で途方に暮れていた。

　渋谷駅には出口がたくさんあって、迷ってしまった。案内板が読めず、自分たちがどこにいるのかも分からない。

　なにより、あまりの人の多さに戸惑った。

4割が長期滞在を希望

　ロシアによる侵攻から2年が過ぎました。日本財団によるアンケートでは、帰りたいのに帰れないウクライナ避難者の苦しい立場が浮かんでいました。避難者たちは、なにを思い、どう生きていこうとしているのか、報告します。

　ダニエルさんは、首都キーウ…

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この記事を書いた人
中山美里
デジタル企画報道部
専門・関心分野
データ分析、働き方、ジェンダー、環境
篠健一郎
専門記者
専門・関心分野
データジャーナリズム、プラットフォーマー
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    杉田菜穂
    （俳人・大阪公立大学教授＝社会政策）
    2024年5月20日21時42分 投稿
    【視点】

    日本への避難を希望する方々の受け入れ。それからしばらくは、避難を余儀なくされた方々が「ふるさと」に帰りたいのに帰れないもどかしさや新しい土地になじめないもどかしさを感じながら新しい土地で新しい日常を、生きる意味や希望を見つけようとしている姿

    …続きを読む
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