江戸と東京が交じる「タイムトラブル」 北斎と広重のパロディー展

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石平道典
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 東京都千代田区日比谷図書文化館(同区日比谷公園1丁目)で、漫画家のしりあがり寿さんが描いた、葛飾北斎歌川広重浮世絵のパロディー作品を集めた特別展が開かれている。タイトルは「しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京」。江戸時代の風景に現代の文物や人々が描き込まれた、ユーモラスな作品が並ぶ。

 本紙夕刊で4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」を連載中のしりあがりさんは近年、北斎の「富嶽三十六景」をパロディー化した作品が話題になった。特別展では、浮世絵(複製)と並べて展示されている。同館特別研究室が所蔵する広重の「名所江戸百景」などをもとに、秋葉原電気街や国会議事堂、江戸城など、千代田の風景を描いた新作4点も初公開している。

 同館学芸員の金昭延(そよん…

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この記事を書いた人
石平道典
東京ネットワーク報道本部|首都圏ニュースセンター
専門・関心分野
地域取材、東京23区、教育、文化