北朝鮮ミサイル「質的能力向上」、防衛白書公表 ロ朝の軍事協力指摘

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田嶋慶彦
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 防衛省が12日に発表した2024年版防衛白書は、北朝鮮の核・ミサイル開発の「質的な意味での能力の向上」を指摘し、同国の軍事動向を「従前よりも一層重大かつ差し迫った脅威」と位置付けた。北朝鮮からロシアへの弾薬提供など両国間の軍事協力を指摘し、台湾海峡周辺での中国の威圧的な活動にも危機感を示した。

 白書では、北朝鮮が23年以降、発射の覚知が難しい固体燃料推進方式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)のほか、軍事偵察衛星打ち上げを目的とするミサイル技術を使った発射を行ったと分析。情報収集や偵察手段の確保など、ミサイル能力の「質的」な変化を指摘した。

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